その睡眠はもしかして気絶かも!?睡眠と気絶の違いを解説

夜勤から帰宅してソファで一休みしようと思ったらいつのまにか寝ていた、就寝前に友達と通話をしていて気が付いたら寝ていた、といった経験はありませんか?それはもしかしたら眠っているのではなく、気絶しているのかもしれません。

そもそも、睡眠と気絶は何が違うのでしょうか。この記事では、睡眠と気絶の違いを解説します。

睡眠とは?人はなぜ眠るの?

夜になったら寝る、眠くなったら寝る、など誰もが当たり前のように眠りますが、そもそもなぜ人は眠るのでしょうか。睡眠中の状態や人が眠る理由を考えてみましょう。

睡眠中の身体はどうなっている?

人は就寝前になると眠気を感じるとともに脳の温度が下がります。その後、睡眠状態に入ると身体の動きが止まり、意識も失われた状態になります。心拍数や血圧、体温、代謝など、人が生きるうえで欠かせない活動も低下するのが特徴です。

就寝後はメラトニンという体内時計ホルモンが増え続け、覚醒する少し前に覚醒作用を持つ副腎皮質ホルモンが分泌され始めます。通常であれば、本人が十分と感じる時間(一般的には7〜8時間程度)だけ眠り続けて自然に覚醒します。

なぜ人は睡眠するの?

人が眠る理由は、身体と心の疲労を回復するためです。睡眠中は深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。深い眠りのノンレム睡眠中は脳の活動が低下するとともに筋肉が緩むため、脳と身体が休まるのです。睡眠の質を上げるには、ノンレム睡眠をしっかりとれるようにすることが大切です。

また、睡眠中は筋肉や皮膚が受けたダメージの修復および疲労回復のサポートをする成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンの分泌も、身体の回復に一役買っています。

ノンレム睡眠とレム睡眠の違いとは?

上に示した通り、ノンレム睡眠は深い眠りに入っている状態、レム睡眠は浅い眠りの状態のことです。人は眠るとノンレム睡眠から始まり、約90分の周期でレム睡眠への移行を数回繰り返しながら覚醒します。

ノンレム睡眠とレム睡眠は、それぞれ睡眠状態が異なります。深い眠りのノンレム睡眠時は脳が休養しており、夢を見ることはありません。一方でレム睡眠時には比較的脳が活動しているため、よく夢を見ます。

睡眠時間が不足すると何が起こるの?

睡眠時間が不足すると、さまざまな弊害が生じます。たとえば、睡眠不足が続くと日中に眠くなるだけでなく、記憶力や意欲が低下しやすくなります。注意力も低下し、仕事などに何らかの影響を及ぼすかもしれません。

また、自律神経やホルモン分泌にも影響を及ぼし、健康を害する恐れもあります。実際に不眠で悩む人が糖尿病になるリスクは、そうでない人と比べると1.5〜2倍ともいわれています。さらに、血糖を上げる糖質コルチコイドの過剰分泌や、活動性の低下といったリスクもあるため注意しましょう。

気絶とは?

ここまでは「睡眠」について解説してきました。では、「気絶」している状態とは、どのような状態を指すのでしょうか。気絶中の身体の状態や気絶する理由を確認してみましょう。

気絶中に身体はどうなっている?

気絶とは、突然意識を短時間失う状態のことです。ほとんどの場合は、気絶する前にめまいや吐き気、動悸、発汗、視野が狭くなるなどの症状が現れます。しかし、なかには何の症状もなく気絶する人もいます。

気絶中はぐったりとして身体は動かず、呼吸が浅くなったり脈が弱くなったり、肢体が冷たくなったりします。

なぜ人は気絶するの?

人が気絶する主な原因は、脳に十分な血液量が届かないことだといわれています。脳に血液が十分届かない原因はいくつか挙げられます。たとえば、痛みや恐怖、怒りなどの強い感情を抱いたときや、突然立ち上がったとき、長時間立ちっぱなしだったときなどです。

気絶して倒れると脳へ血液が届きやすくなるため、脳の血液量が十分になれば意識も戻ります。

ただし、心臓発作や心臓弁膜症、肺梗塞証症など、何らかの病気が原因で気絶することもあります。

寝落ちは睡眠?気絶?

では、「仕事から帰ってソファで休んでいたらいつのまにか寝ていた」という、いわゆる「寝落ち」の状態は睡眠なのでしょうか?それとも気絶なのでしょうか?

気絶状態に近い睡眠とは?

結論からいうと、「ソファで休んでいて寝落ちした」のは気絶に近い状態です。気が付いたら意識がなくなっていたという状態だからです。

気絶に近い睡眠状態はほかにもあります。まず、アルコールを飲んでからの睡眠です。アルコールを飲むと脳の活動が抑えられるため、気絶したような状態になります。

それから、布団に入ってから数分以内の睡眠です。通常、人は眠りにつくまである程度の時間が必要です。ところが、布団に入ってすぐに眠ってしまうのは気絶状態に近いといえます。

気絶状態に近い睡眠の原因は?

気絶状態に近い睡眠「寝落ち」は、「慢性睡眠不足」や「睡眠負債」が原因です。慢性睡眠不足とは常に睡眠不足で、日中強い眠気を感じている状態を指します。慢性睡眠不足の人はいつも眠気を感じているため、布団に入ると気絶状態に近い形で眠りにつきます。

その寝付きのいい睡眠はもしかして気絶かも?

自分では寝付きがいいと感じていても、実は気絶状態の睡眠になっているかもしれません。睡眠と気絶の違いをまとめてみましょう。

睡眠しているときの身体はどうなっている?

睡眠しているときの身体は、以下のような状態です。

・身体の動きが止まる

・意識が失われる

・心拍数や血圧、体温、代謝が下がる

・脳の活動が低下する

・夢を見る

・何らかの刺激を受けると覚醒する

睡眠しているときは、心身と心の疲労回復のため身体の動きが止まり意識も失われています。しかし、刺激を受けると覚醒します。

気絶しているときの身体はどうなっている?

気絶しているときの身体は、以下のような状態です。

・突然意識を短時間失う

・身体が動かない

・呼吸が浅くなったり脈が弱くなったりする

・肢体が冷たくなる

・脳に十分な血液量が行き渡ると意識が戻る

突然意識を失う気絶ではなくても、「慢性睡眠不足」や「睡眠負債」によって気絶状態に近い睡眠になる可能性があります。

気絶に近い寝落ち状態を防ぐために良い睡眠を

人は心身と心の疲労を回復するために眠ります。とはいえ、自分では睡眠をとったつもりでも、もしかしたら気絶状態の睡眠になっている可能性があります。

特に、「仕事から帰って少し休むつもりだったのに寝てしまった」など、いわゆる「寝落ち」状態は気絶状態の睡眠なので注意が必要です。質の良い睡眠をとれるように生活習慣や就寝時の環境を工夫してみてください。睡眠の質を上げて、充実した毎日を過ごしましょう。

 

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