寝起きの辛い腰痛でお悩みの方へ。知らず知らずのうちに体に合わない寝具を使い続けると、睡眠の質が低下するだけでなく、首痛や腰痛を引き起こす可能性があることを知っていますか?そこで本記事では、腰痛対策に効果的なマットレスの特徴やその選び方について詳しく解説します。また応急処置として、今使っているマットレスで腰痛対策をする方法もご紹介します。今すぐできる腰痛対策を探している方も、ぜひ参考にしてみてください。
寝ている間に腰が痛くなるのはなぜ?
そもそも就寝中に腰を痛めてしまうのはなぜでしょうか?これにはいくつかの要因がありますが、しっかり対策をすることで腰痛の改善につながるケースも少なくありません。まずは寝具と腰痛の関係性について理解しておきましょう。
長時間同じ姿勢が続いてしまうから
寝ている間に腰が痛くなる原因の1つとして、「長時間同じ姿勢で寝ている」ことが挙げられます。通常、人は就寝中の体への負担を減らすために、無意識のうちに寝返りをうつことで体圧を分散させています。ところがそれが何らかの原因で妨げられると、寝ている間に体重がかかりやすい腰回りが圧迫され血流が悪化。血の巡りが悪くなることで筋肉が凝り固まり、腰痛を引き起こしてしまうケースがあるのです。さらに長期間にわたって同じ寝姿勢が続くと腰痛を悪化させてしまう恐れもあるため、腰痛持ちの方は特に注意が必要です。
寝具が合っていないから
寝ている間に腰が痛くなる原因として、「寝具が自分の体に合っていない」ことも考えられます。寝具は1日の3分の1にあたる約6〜8時間にわたって、私たちの体を支えています。体に合わない寝具を使えば、それだけの時間体に負荷を与え続けることになるため、不調を引き起こしてもおかしくありません。
特に体を支えるマットレスに関しては、慎重に選ぶ必要があります。使う人の体重や骨格によって、最適なマットレスの硬さが異なるためです。硬すぎると肩回りや腰回りに体圧が集中し、その負荷によって腰に痛みを感じることもあるでしょう。逆に柔らかすぎると体が沈み込むことで寝返りがうちにくくなり、腰への負担が増してしまいます。腰痛対策を考えるのであれば、マットレスは必ず自分の体重や骨格に合った硬さの製品を選びましょう。
病気が原因の腰痛は専門機関へ
寝ている間に腰が痛くなる原因は、寝具や寝姿勢によるものだけではありません。「椎間板ヘルニア」や「椎間板症」、「ぎっくり腰」などのトラブルが原因で腰痛を引き起こしている可能性も十分に考えられます。これらが原因で腰痛が発生している場合は、マットレスなどの寝具を見直しても腰痛の改善は見込めません。背骨や腰に違和感がある場合は、早めに然るべき専門機関を受診し、腰痛の原因となっている病気を特定してもらうことが大切です。その上で、腰に負担のかからない寝具を使うのが良いでしょう。
睡眠中の寝方と腰痛の関係
人によって寝るときの姿勢はさまざまですが、どのような姿勢で寝ているかによって腰への負担のかかり具合も異なります。仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝、それぞれの寝方のメリット・デメリットを知って、腰痛対策に活かしましょう。
仰向け寝
仰向けに寝るメリットは、体にかかる圧力が分散されることで体への負担が少なく、寝返りがうちやすいことです。ただし、仰向けの状態で足を伸ばすと腰が浮きやすくなるため、そのまま寝ると腰に負担がかかってしまう可能性もあります。特にもともと腰痛のある人は、腰に痛みを感じやすい姿勢かもしれません。また猫背の人にとっても、背骨を伸ばす仰向けの姿勢で寝ることを辛く感じてしまう方は多いでしょう。
横向き寝
横向きに寝るメリットは、就寝中の気道を確保しやすく、いびきや鼻づまりを予防する効果が期待できることです。その反面、体が倒れないようにバランスを取ろうと筋肉が緊張したり、体の下側になった足や腕が圧迫されるリスクも考えられます。さらに横向き寝は、背骨を正常な位置に保つことが難しく、背中や腰に負担がかかりやすい姿勢とも言えます。体の歪みから腰痛を引き起こす可能性も、十分に考えられるでしょう。
うつ伏せ寝
うつ伏せに寝るメリットは、腹式呼吸がしやすくなることです。腹式呼吸には自律神経を整える効果があるため、リラックスした状態で入眠するのに効果的です。ただし、うつ伏せの姿勢は腰が反りやすくなるため、腰痛を悪化させてしまうリスクが高くなります。また首も左右にひねる必要があるため、首への負担も大きくなります。体への負担が大きいことを考えると、腰痛を感じている方はうつ伏せ寝は避けた方が良いでしょう。
腰痛対策として理想的なマットレスとは?
体に合わないマットレスが腰痛を引き起こす理由については、先述した通りです。では具体的に、どのようなマットレスが腰痛対策に向いているのでしょうか?マットレス選びの際に注目すべきポイントをご紹介します。
寝返りしやすくなるマットレス
マットレス選びで重視するべきポイントの1つ目は、寝返りのうちやすさです。まず大前提として、寝返りには「悪い寝返り」と「良い寝返り」があります。
悪い寝返りとは、体の一部分に集中して圧力がかかったり、寝姿勢が悪かったりしたときに、体の負担を軽減するために行われる寝返りです。一方、良い寝返りとは、体への負荷がかからないように自然と体圧を分散させたり、布団内の温度・湿度を最適な状態に調整したりするために行われる寝返りです。
ここで言う腰痛対策におすすめの寝返りがうちやすいマットレスとは、後者の「良い寝返り」がスムーズにうてるマットレスのことを指しています。腰痛対策を考えるのであれば、正しい寝姿勢を保ち、体を動かしたいときにストレスなく寝返りがうてるマットレスを選びましょう。
最適な睡眠姿勢が確保できるマットレス
マットレス選びで重視するべきポイントの2つ目は、最適な睡眠姿勢を確保できるかどうかです。最も理想とされる寝姿勢は、立っているときと同じ緩やかなS字カーブを描いた姿勢だと言われています。
この理想の姿勢を維持するためには、耐圧分散性に優れた硬すぎず柔らかすぎないマットレスを使う必要があります。マットレスは、硬すぎると背中に隙間ができてしまい、体重を腰で支える偏った姿勢になりがちです。逆に柔らかすぎるマットレスだと、必要以上に腰が沈み込むことで反り腰のような姿勢になってしまうのです。
腰痛対策としてマットレスを選ぶのであれば、体圧が一部分に集中することなく、理想の寝姿勢を維持できるマットレスを選びましょう。実際に横になって寝姿勢を確かめる場合は、腰回りに圧迫感がないか、姿勢を維持することに辛さはないかを確認することをおすすめします。
入眠しやすく朝まで熟睡できる
マットレス選びで重視するべきポイントの3つ目は、スムーズに入眠でき、かつ朝まで熟睡できるかどうかです。
理想的なマットレスの基準は、体重や寝姿勢だけで決められるものではありません。使う人の好みや慣れによっても、その基準は大きく変化します。例えば、これまでどんな硬さの寝具で寝ていたのかによって、寝心地の感じ方は人それぞれ異なるでしょう。そのため、たとえ自分の体格や寝方に合っているマットレスでも、寝心地が良いと感じなければ理想のマットレスとは言えません。体格や寝方に合ったマットレスの条件を鵜呑みにするのではなく、最終的には自分の感覚を大切にしてマットレスを選ぶことが重要です。
これは1つの目安ではありますが、スムーズに寝付くことができ、翌朝に熟睡感を感じつつすっきりと目覚められるようであれば、それは理想的なマットレスと呼んで間違いないでしょう。
カスタマイズできるマットレス
マットレス選びで重視するべきポイントの4つ目は、カスタマイズ性能です。理想的な睡眠には、寝返りのしやすさや正しい寝姿勢を維持することが大切です。しかし、どんなにマットレスの硬さや反発性が理想的なものであっても、腰痛を完全に予防することは難しいでしょう。なぜなら、人それぞれ骨格や悩みが異なるからです。
骨格が異なるということは、同じ体格の人がマットレスを使用した場合でも、人によって体圧が加わる部分が異なるということ。つまり最も理想的なマットレスとは、ひとりひとりの骨格や悩みに合わせて微調整ができるものということになります。
使う人の骨格や症状に合わせて寝姿勢をコントロールできれば、睡眠中の体への負担を最小限にし、質の高い睡眠を維持できます。本気で腰痛対策を考えるのであれば、硬さや反発性に加えて、こうしたカスタマイズ性能を重視してマットレスを選ぶ必要があるでしょう。
そもそも布団よりマットレスの方がいいの?
腰痛対策として寝具の見直しを検討している方の中には、布団からマットレスに買い替えるべきか悩んでいる人もいるでしょう。実際のところ、腰痛持ちには布団よりもマットレスの方が向いています。その理由を解説します。
腰痛持ちの人は布団よりマットレスがおすすめ
結論から言うと、腰痛持ちの方には布団よりもマットレスの使用をおすすめします。その最大の理由は、厚みや反発力などの選択肢の多さです。布団は厚みや反発性がないため底つき感を感じやすく腰を痛めるリスクが高いですが、マットレスなら使う人の体に合わせた厚み・反発力の製品を選ぶことが可能です。自分の体にあった寝具を使用すると、正しい寝姿勢を維持できることで寝返りもうちやすくなります。またマットレスは布団よりも床から高さがあるため、冬には床からの冷気が最小限になり、血行不良による腰痛にも効果が期待できます。今布団を使っていて腰痛に悩んでいる方は、ぜひマットレスへの買い替えを検討してみましょう。
腰痛の人は避けた方がいいマットレスとは?
腰痛持ちの人がマットレスを選ぶ際には、いくつか注意すべき点があります。「せっかくマットレスを買い替えたのに、腰痛が悪化してしまった」ということにならないよう、腰痛持ちに向いていないマットレスの特徴を把握しておきましょう。
柔らかすぎるマットレス
マットレスが柔らかすぎると、体の中でも特に重い腰が沈み込むような寝姿勢になります。この腰が沈んだ状態で長時間寝ていると、腰周りに体重が集中し想像以上に負担がかかります。理想的な寝姿勢は、まっすぐ立っている状態からそのまま横になったときの姿勢と言われているため、腰が沈んだ寝姿勢がどれだけ腰に悪いかは想像できるでしょう。
さらに寝返りの際にも、沈んだ腰を持ち上げるため腰の筋肉に大きな負荷がかかってしまいます。柔らかすぎるマットレスは、このように腰痛を引き起こすリスクが高いため、腰痛持ちの方は避けるべきでしょう。
たとえ購入時にちょうど良い硬さだったマットレスでも、経年劣化などによって弾力性が失われると、体圧分散ができなくなり腰痛を引き起こすリスクが高まります。長年使用しているマットレスにも注意しましょう。
硬すぎるマットレス
「腰痛には硬めのマットレスが効果的」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?ところが、硬すぎるマットレスは腰痛を悪化させるリスクもあるため、腰痛持ちの方には注意が必要です。硬すぎるマットレスに寝ると、体圧分散性が低くなり体重が腰に集中してしまいます。さらに、仰向けに寝たときに背中のカーブを支えることができず浮いた状態になるため、腰への負担がより大きくなります。このような理由から、腰痛持ちの方は硬すぎるマットレスを選ばない方がよいでしょう。
実際に仰向けに寝たときに、背中の下に手がスッと入ってしまう場合や、腰への圧迫感、疲れを感じるようであれば、あなたの体に合っていない硬すぎるマットレスである可能性が高いです。たとえ購入時にちょうど良い硬さだったとしても、経年劣化して硬くなってくる場合もあります。今使っているマットレスの硬さを改めて確認してみると良いでしょう。
へたったマットレス
マットレスは長期間使っていると、徐々に体重がかかっている部分の沈み込みが回復しなくなります。反発性がなくなってくるためです。これをマットレスがへたった状態と言います。ただ厄介なことに、毎晩同じマットレスで寝ていると、この変化に気づきにくいのです。
へたったマットレスは、硬くなったり寝返りがうちにくくなったりと、知らず知らずのうちに腰に大きな悪影響を与えるため注意が必要です。特に腰痛持ちの方は、へたったマットレスを使い続けずに、早めに買い替えることをおすすめします。
買い替えの際は、へたりにくいマットレスを選ぶことが重要です。マットレスのへたりづらさというのは、密度に大きく関係しており、価格にもそれが反映されています。あまりに安価なマットレスは密度が十分ではない可能性もあるため、購入時には価格も参考にするとよいでしょう。
厚みのないマットレス
厚みのないマットレスに寝ていると、体重のかかりやすい腰やお尻が床につき、いわゆる「底つき感」を感じやすくなります。寝ていて腰に床が触れている感覚があったり、寝返りをするときに腰に同様の感覚があったりする場合は、マットレスの厚みが足りていない可能性が高いです。特に腰痛持ちの方は、腰の痛みが悪化することが考えられるため、薄すぎるマットレスは避けるべきでしょう。
マットレスは、最低でも10cm以上ある製品を選ぶと、底つき感を感じにくくおすすめです。さらに多重構造の製品なら、より腰痛対策に向いています。ウレタン1枚のマットレスに比べて、多重構造のマットレスは腰や背中のカーブにフィットし、体圧分散性を発揮するためです。その分寝返りもうちやすくなるため、腰痛持ちの方は多重構造で厚みが10cm以上のマットレスを選ぶのがよいでしょう。
折りたたみ可能なマットレス
一人暮らしの方や引越しの多い方に人気の折りたたみ可能なマットレス。収納スペースを圧迫しないことから、多くのご家庭で愛用されていますよね。ところが、腰痛の症状がある方には、この折りたたみタイプのマットレスは向いていません。その理由は、マットレスの折りたたむ部分が沈み込み、腰に負担がかかりやすいためです。長期間にわたり折りたたみタイプのマットレスで寝ていると、腰痛が悪化するリスクも考えられます。
どうしても折りたたみできるマットレスを使いたいという場合は、高反発ウレタン素材やファイバー素材を選ぶとよいでしょう。折りたたみ部分の沈み込みをある程度は抑える効果が期待できます。ただ、完全に沈み込みをなくせるわけではありません。辛い腰痛に悩んでいてマットレス選びをしている方は、やはり折りたたみタイプのマットレスは避けておくことをおすすめします。
多層構造になっていないマットレス
価格帯が1万円前後のマットレスは、ウレタン素材1枚で作られている場合が多いです。ただ、ウレタン素材1枚のみで作られたマットレスでは、腰や背中にフィットせず体が沈み込みがちです。腰が沈み込むと、寝返りをうつときも腰の筋肉に負担がかかり、腰痛を悪化させるリスクが高まります。そのため腰痛対策としてマットレスを選ぶのであれば、最低でも2層構造になったマットレスを選ぶのがよいでしょう。
ただし、ウレタン素材1枚で作られたマットレスでも、カバーに厚みがある場合は多層構造のマットレスと似たような構造になっています。腰痛持ちの方は、体圧分散性に優れた多重構造のマットレスを選ぶか、ウレタン素材1枚でもカバーに厚みのあるマットレスを選ぶことで、腰痛が悪化するのを防ぎましょう。
マットレスが合わず腰痛になる時の対処法
今すぐマットレスを買い替えることが難しく、応急処置として腰痛対策をしたいという方も多いのではないでしょうか?そこで、体に合わないマットレスでも一時的に腰痛を緩和させる方法についてご紹介します。
タオルを腰に巻く
マットレスに体がフィットせず背中が浮いてしまう場合は、マットレスが硬すぎる可能性があります。その場合は、応急処置としてタオルを腰に巻いて寝るのがおすすめです。骨盤を正しい位置に固定してくれるコルセットのように、就寝中の腰にかかる負担を減らしてくれる効果が期待できます。
タオルは細長く折って、背中のカーブに合わせて腰に巻きましょう。バスタオルを使うと、より背中の隙間を埋めやすいため安定感が増します。タオルを腰に巻いて寝ることで、睡眠中に体の一部分に負荷がかかり続けることも減るため、寝返りもうちやすくなるでしょう。今使っているマットレスが硬すぎて合わないという方は、ぜひお試しください。
抱き枕やクッションを使う
腰痛のある方には、仰向け寝より横向き寝の方がよいと言われていますが、どうしても仰向け寝でないと寝られないという人もいるでしょう。そういう場合は、ひざ下にクッションを入れて寝てみましょう。腰の反りが軽減されて、背中や腰に負担が集中するのを防げます。
横向き寝が基本の方は、抱き枕を足に挟んで寝るのがおすすめです。横向きに寝ると、体の上側になった足が自然と前後に出ます。抱き枕を足に挟むことによって、横向き寝の姿勢で体のバランスが崩れることを予防できます。クッションや抱き枕は、効果的に使うことで就寝中の血液循環をサポートしてくれる効果も期待できます。マットレスが合わないと感じた方はぜひ試してみてください。
腰を温める
背中や腰回りの血流が悪くなり腰痛を感じている場合は、就寝前や就寝中に腰を温めることで、筋肉がほぐれ痛みが緩和される可能性があります。寝る前の入浴をシャワーだけで済ませる方も多いと思いますが、腰痛のある方はできればしっかりと湯船に浸かって体を温めることが大切です。
入浴後は、体が冷える前に布団に入るようにしましょう。もし湯冷めしてしまったら、ドライヤーを腰にあてるだけでも体が温まります。他にも、体が温まるものを食べたり、寝るときに湯たんぽを足元に置いたりするのも血流促進に効果的です。特に普段から冷え性の自覚がある方は、腰だけでなく全身を冷やさないように気を付けて過ごしましょう。
マットレストッパーを買い足す
マットレスがへたって寝返りをうちにくくなってくると、腰痛を引き起こす可能性が高くなります。しかしマットレスを買い替えるとなると、予算の問題で躊躇する人もいるでしょう。そこでおすすめしたいのが、マットレストッパーの活用です。
マットレストッパーは厚さ数センチの薄型マットレスで、今使っているマットレスの上に重ねて使用することでマットレスの使用感を改善してくれるアイテムです。マットレス本体を買うよりも比較的低価格で手に入るため、予算の関係でマットレスの買い替えを悩んでいる場合は、まずマットレストッパーを試してみるのがよいでしょう。
SOERUのマットレストッパーは、使う人の骨格や悩みに合わせて位置を調整でき、理想の寝姿勢と自然な寝返りをサポートしてくれます。さらに衝撃吸収性と復元性に優れた高機能素材を採用し、独自の構造にすることで、効果的に体の沈み込みを抑える工夫が施されています。マットレストッパー選びで迷ったら、このような性能に注目して選んでみるのがおすすめです。
SOERUトッパー
https://soeru-system.com/products/topper
マットレスを買い直して根本的な腰痛対策をする
腰痛の症状がひどく、応急処置としての腰痛対策では効果を感じられないという人もいるでしょう。そうした根本的な腰痛改善が必要な方は、やはり自分に合ったマットレスに買い替えるのが最も効果的です。体を正しい姿勢で維持できる高性能なマットレスを使用して、腰痛の悪化を防ぎましょう。
また自分に合ったマットレスを使用することで、美容や健康といった快眠による嬉しい効果も実感できます。根本的な腰痛対策をお考えの方は、ぜひマットレスの買い替えを検討してみてください。
腰痛改善、腰痛予防に適したマットレスの選び方
マットレスの反発力、硬さ、素材、サイズ、厚み、密度、復元率は製品によってさまざまです。これらの要素を踏まえ、腰痛の改善・予防に適したマットレスの選び方について詳しくご紹介します。
構造(反発力)
ウレタンマットレスには、低反発マットレスと高反発マットレスの2種類がありますが、腰痛のある人には、腰をしっかりと支えてくれる高反発素材のマットレスがよいと言われています。その理由は、マットレスの反発力の大きさが就寝中の寝姿勢や寝返りのしやすさに大きく影響するためです。
高反発マットレスは、適度な反発力で体の沈み込みを抑え、自然な寝返りをサポートすることで肩や腰の負担を軽減してくれます。そのため腰痛のある方は低反発素材だけで作られたマットレスではなく、高反発素材が使われている製品を選ぶことが重要です。
ただし、人によって高反発素材のマットレスよりも腰が楽になる素材が見つかる場合もあるでしょう。最適な反発力の大きさは、マットレスを使う人の骨格や感覚によってさまざまです。一概に「腰痛には高反発」と思い込まずに、あくまで参考程度に考えるのがよいでしょう。
種類 |
反発性の特徴 |
低反発マットレス |
反発力が弱く、体を包み込むような寝心地 |
高反発マットレス |
反発力が強く、適度なフィット感のある寝心地 |
ポケットコイルマットレス |
反発力が強く、点で体を支える柔らかな寝心地 |
ボンネルコイルマットレス |
反発力が強く、面で体を支える硬めの寝心地 |
硬さ
就寝中は同じ姿勢が続くと腰に負担がかかるため、無駄な筋肉を使わずに自然と寝返りをうてるマットレスを選ぶことが大切です。寝返りをうちやすいかどうかの1つの基準となるのは、マットレスの硬さです。マットレスは硬めの方がより少ない筋力で寝返りをうちやすく、柔らかいと寝返りをうちにくいと言われています。ただし、硬すぎても腰の筋肉が凝り固まり腰痛につながる可能性があります。腰痛対策にマットレスを選ぶ場合は、適度に硬めの製品を選ぶことがポイントです。
柔らかい |
・体を包み込むフィット感がある ・体圧分散性に優れている ・保温性がある |
硬い |
・反発力があり寝返りがうちやすい ・耐久性に優れている ・通気性に優れている |
マットレスの定番素材の1つであるウレタンマットレスの硬さは、ニュートン(N)という単位で表され、この数値が高いほど硬めの寝心地になります。自分に合った硬さがわからない方は、消費者庁で公開されている硬さの基準をもとに作成した以下の表を参考にしてみてください。
硬い |
110N以上 |
普通 |
75N以上110N未満 |
柔らかい |
75N未満 |
出典:消費者庁
ただし、マットレスの硬さの感覚はその人の体重によっても変化します。自分の体重に適した硬さの製品でないと寝返りがスムーズにできなくなるため注意が必要です。以下の表を参考に、自分の体重を目安にしたマットレスの硬さを選びましょう。
体重 |
おすすめの硬さ(N) |
50kg以下 |
100~150N |
50~80kg |
150~180N |
80~100kg |
180~200N |
100kg以上 |
200N~ |
素材
腰痛対策には、マットレスに使われている素材にも注目する必要があります。素材によって寝心地や腰への負担のかかり方が大きく違うためです。それぞれの素材の特徴についてご紹介しますので、腰痛対策に向いている素材を選びましょう。
ボンネルコイル
ボンネルコイルマットレスは、マットレスの基盤である体を支えるためのコイルが連結した構造になっています。そのため、体を面で支えられるような硬めの寝心地であるのが特徴です。体が沈み込みにくいため、腰痛持ちの方に向いている素材と言えるでしょう。さらにマットレスの内部に使われるコイルは空気を通しやすいため、通気性に優れているのも特徴の一つです。
ただ、コイル同士がつながっているため柔軟性が低く、横揺れしやすいという面もあります。2人で同じベッドに寝る場合には、寝返りによる振動が一緒に寝ている人にも伝わり、睡眠の質が低下する可能性も考えられるため、選ぶ際は慎重に検討しましょう。
ポケットコイル
ポケットコイルマットレスは、マットレスの基盤となるコイルがひとつひとつ不織布に包まれた状態で独立している構造になっています。そのため体圧分散性が高く、使う人の体格に合わせて沈み込むため、柔らかな寝心地であるのが特徴です。
マットレスと体の間に隙間ができにくくなるため、仰向けで寝たときに背中のカーブが浮きやすい方の腰痛対策としてもおすすめの素材です。また2人で寝る場合にも、寝返りの振動が響きにくいため睡眠の質を低下させるリスクは少ないでしょう。
デメリットとしては、コイルが独立していることでマットレス内部の通気性がよくないという点が挙げられます。湿気を逃がすため定期的にマットレスの裏表を入れ替えるなどの工夫が必要になるでしょう。
高密度連続スプリング
高密度連続スプリングマットレスは、日本人の体格や寝姿勢に合わせて国内生産されているマットレスです。特徴的なのが、1本の鋼線をつないだコイルが高密度で並んだ構造になっていること。同じくコイルを使ったボンネルコイルマットレスよりも、体を支えるコイルの数が非常に多いです。
そのため、横になると適度なフィット感がありつつ、横揺れが少ない硬めの寝心地になっています。さらに高密度のため耐久性にも優れており、就寝中に最も負担のかかりやすい腰回りを安定して支えてくれます。マットレスにありがちな経年劣化による部分的な落ち込みも発生しにくいため、腰痛対策に向いている素材と言えるでしょう。
ウレタン
ウレタンマットレスは、スポンジのようなウレタン素材そのもののクッション性で体を支える構造になっています。低反発から高反発まで好みの反発性を選ぶことができ、比較的お手ごろな価格の製品が多いのが特徴です。ただし、反発力に関しては体のフィット感や体圧分散性に大きく影響するため、腰痛持ちの方は選ぶ際に注意が必要です。特に低反発タイプは体を包み込むような柔らかさがある反面、腰が沈み込み寝返りが打ちにくくなる場合もあります。寝返りがうちにくいと腰に大きな負担がかかるため、腰痛が悪化するリスクも高まることに。腰に痛みを感じる方は、適度な硬さのある高反発マットレスを選ぶのが良いでしょう。
ファイバー
ファイバーマットレスは、ポリエチレンやポリエステル素材の糸状の樹脂を立体的に張り巡らせた構造になっています。反発性や復元性が高く、素材自体がへたりにくいことから、重い腰部分をしっかりと安定して支えてくれるのが特徴です。寝心地としては硬めですが、腰痛の原因になる腰の沈み込みを予防するのに向いている素材と言えるでしょう。
またファイバー素材は糸状の樹脂の隙間を空気が通るため、通気性にも優れています。夏は蒸れにくく、冬は暖かく過ごせるでしょう。そしてファイバーマットレスの最大の特徴とも言えるのが、丸ごと水洗いできること。アレルギーを引き起こす恐れがあるカビやダニが心配な方にもおすすめの素材です。
ラテックス
ラテックスマットレスは、反発力の高い天然ゴムで作られたマットレスです。体にフィットする特有の柔らかな寝心地と、しっかり体を支える弾力性を兼ね備えています。耐久性にも優れており、へたりにくく型崩れしにくいのも特徴です。
イメージとしては、体が沈み込みやすい低反発マットレスと硬すぎることで筋肉に負担をかける高反発マットレスの弱点をカバーした素材といったところ。腰への負担を最小限に抑えたい方に適した素材と言えるでしょう。
またラテックスマットレスに使われる天然ゴムには自然抗菌作用があり、アレルギーの原因となるダニやハウスダストが発生しにくいのもメリットです。ただし、通気性の低さや重量があることは欠点と言えるでしょう。
サイズ
腰痛対策としてマットレスを選ぶ場合には、サイズ選びにも注意しましょう。マットレスにはセミシングルからキングまで6つのサイズがありますが、その長さや幅はメーカーによって多少異なります。ベッドで使用する場合にはベッドフレームに合うサイズを選ぶことも大切ですが、腰痛対策には自分の体格に合ったサイズを選ぶことが何より重要です。
特に一人用のマットレスを選ぶとき、何も考えずにシングルサイズを選ぶ人は多いでしょう。しかしシングルサイズのマットレスは寝返りをうつときに体がマットレスの端にきてしまうことも多く、人によっては寝返りをしにくいサイズである可能性も高いのです。就寝中の寝返りをスムーズに行うためには、マットレスにある程度の余裕をもつ必要があります。
おおよそ男性の体の幅が60cm、女性の体の幅が50cmと仮定すると、マットレスの左右に15~20cmのスペースがあると寝返りをうちやすいでしょう。
|
サイズ |
セミシングル(SS) |
横幅80×長さ195cm |
シングル(S) |
横幅97cm×長さ195cm |
セミダブル(SD) |
横幅120cm×長さ195cm |
ダブル(D) |
横幅140cm×長さ195cm |
クイーン(Q) |
横幅160cm×長さ195cm |
キング(K) |
横幅180cm×長さ195cm |
厚み
マットレスの厚さは、5cm以下のものから20cm以上のものまで幅広くあります。中でも5cm以下のマットレスは「トッパー」と呼ばれ、マットレスの硬さを自分の体に合わせて調整するために使用されます。マットレスと比べると比較的安価で手に入るため、より手軽に寝心地を改善したい方にはトッパーの活用もおすすめです。ただ、腰痛を根本的に改善したいと考えている方は、やはりマットレスそのものを見直すのがベストでしょう。
腰への負担を最小限に減らすためには、厚みが10cm以上のマットレスを使うのが良いと言われています。マットレスは薄すぎると体重を支えきれず、体重のかかりやすい腰や肩などに底つき感を感じてしまうためです。特に腰を痛めている人は、底つき感による腰痛の悪化に注意が必要です。
理想的な寝姿勢をキープするためにも、マットレスの性能を最大限に発揮できる厚みに注目して製品を選びましょう。
密度
マットレスは密度(D)が高いほど耐久性が増すと言われているため、長く使いたい方は密度の高い製品を選びましょう。たとえ購入時に寝心地がよかったとしても、長年使っていると、徐々に体圧のかかりやすい腰部分を中心にへたってくるものです。腰が沈み込むような寝姿勢は腰痛を悪化させる原因にもなるため、腰痛のある方も密度の高いマットレスを選ぶのが良いでしょう。
ただし、密度が高いほど価格も高くなる傾向にあるため、予算を考慮して製品を選ぶことも大切です。マットレスの密度と耐久性については、以下の表を参考にしてみてください。
密度 |
耐久性 |
10~15D |
~1年 |
20~25D |
1~3年 |
30D~ |
5~10年 |
へたりにくいマットレスの目安は、密度30D以上と言われています。腰痛のある方は、密度30D以上の製品を選びましょう。
復元率
マットレスの耐久性の目安として、密度の他に復元率という要素があります。復元率とは、マットレスを押したときにどのくらい元の形状に戻ったかを数値化したものです。JIS基準で定められている8万回の圧縮試験を行い、数値が算出されています。
例えば復元率80%のマットレスの場合、8万回の寝返りで20%のへたりが発生するということです。復元率が高いマットレスほどへたりにくく、長期間の使用でも腰への負担を最小限に抑えられます。
腰痛持ちの方は、できれば復元率95%以上のマットレスを選ぶのが良いでしょう。復元率90%未満のマットレスは、使っているうちに腰部分がへたるのが早いため、腰痛のある方にはあまりおすすめできません。
他にもチェックしておきたいポイント
ここまで腰痛の改善・予防に適したマットレスの選び方についてご紹介してきましたが、実は他にもマットレス選びで注目すべきポイントがいくつかあります。マットレスを新調してから後悔したくない方は、このあとの項目も必ず確認しておきましょう。
価格
マットレスは使われている素材やその性能によって価格帯が幅広いため、製品選びの際には価格をチェックすることも大切です。特に1万円前後の安価なマットレスを探している方は、価格だけでなく耐久性も考慮して製品を選ぶ必要があります。
というのも、マットレスの多くは価格が高いものほど密度が高く、耐久性に優れている傾向があるのです。安易に格安のものを購入すると、購入時は快適な寝心地でも、短期間でへたり始めて腰痛につながる恐れがあります。
価格の安いマットレスには、それなりの理由があるということです。腰痛対策にはマットレスの体圧分散性や反発性も重要なポイントとなるため、価格を一つの目安にして製品を選ぶと良いでしょう。
通気性や防カビ性
マットレスは毎日約6〜8時間、長期間にわたって使用するものです。そのため、通気性や防カビ性といった衛生面にも注意して使う必要があります。注目すべきはマットレスに使われている素材です。これによって通気性や防カビ性の高さが大きく異なるからです。
一番のおすすめは、ボンネルコイルやファイバーです。どちらも通気性に優れ、長期間の使用でも衛生面の管理がしやすいのが特徴です。もしくは、表面に凸凹加工を施すことで通気性に配慮したウレタン素材も良いでしょう。
せっかくマットレスを新調するのであれば、腰痛対策だけでなく、こうしたアレルギーを引き起こすダニやカビの繁殖を予防できる製品を選ぶことをおすすめします。
耐久性
購入したての頃は寝返りがうちやすかったマットレスも、長年の使用でへたりが出てくると正しい寝姿勢を保つことが難しくなります。腰の負担を軽減させるためには、長期間にわたって体の沈み込みを防いでくれる耐久性の高いマットレスを選ぶことが重要です。
ウレタンマットレスの耐久性に関しては、その製品の密度(D)で判断できます。密度の値が大きいほど耐久性も高くなり、同じウレタンマットレスでもその密度によっては1〜8年と寿命に幅があります。
腰痛持ちの方は、25D以上の高密度のマットレスを目安に選ぶのがおすすめですが、密度が高くなるほど価格も高くなる傾向があるため、両者のバランスを考慮して製品を選ぶと良いでしょう。
寝心地が試せるかどうか
快適な睡眠が取れるマットレスであるかどうかは、素材や構造などの要素だけでなく、自分自身の感覚も大切です。そのためマットレスを購入する際は、できるだけ展示場や店舗に足を運んだり、実際に横になって寝心地を確かめてみることをおすすめします。
マットレスに横になったときに、背中のカーブが自然なS字になり、腰などに違和感を感じないかどうかをチェックしてみましょう。また製品によっては、購入前に自宅で使用して寝心地を確かめられるお試し期間を設けているものもあります。マットレス選びで失敗しないためにも、このように事前に寝心地を確かめられる製品を選ぶのがおすすめです。
腰痛持ちの人にぴったりなおすすめマットレスはこれ!
腰への負担を最小限にしたい方には、寝姿勢のコントロールと寝返りのしやすさを追求したSOERUのマットレスがおすすめです。腰痛持ちの方に向いている理由についてご紹介します。
腰痛に最適なSOERUマットレス
腰痛対策としてマットレスを購入する場合は、寝返りがしやすく正しい寝姿勢を維持できる製品を選ぶことが特に重要です。スムーズに寝返りをうてないと、血流の悪化や筋肉の硬直により腰に大きな負担がかかります。また柔らかすぎて体が沈み込むようなマットレスや、背中とマットレスの間に隙間ができるような硬いマットレスは、正しい寝姿勢を保てず腰痛を引き起こすリスクが高まります。
SOERUのマットレスは、従来のマットレスでは両立が難しかったこの2つの要素を持ち合わせた製品として開発されました。その最大の特徴とも言えるのが、マットレスにツインハニカム型の特殊パッドを組み合わせていることです。この特殊パッドが体を支える支点となり、正しい寝姿勢を保ちながら自然な寝返りをサポートしてくれます。
さらにパッドは使う人の骨格に合わせて位置を調整できるため、よりパーソナライズされたマットレスとして体の負担を軽減してくれます。興味のある方は、120日間の無料トライアルを活用して、ぜひその寝心地をお試しください。
SOERUマットレス
まとめ
腰痛持ちの方がマットレスを選ぶ際には、寝返りがうちやすく正しい寝姿勢をキープできるマットレスを選ぶことが重要です。そのためには、反発力・硬さ・素材・サイズ・厚み・密度・復元率などに注目して製品を選びましょう。また近年では、使う人の骨格に合わせてカスタマイズができるマットレスも注目を集めています。より自分の体に合ったマットレスを使ってみたいという方は、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。