colum

寝不足で気持ち悪くなる2つの原因|すぐにできる対処法5選も紹介

寝不足で気持ち悪くなる2つの原因|すぐにできる対処法5選も紹介

鈴木優花

朝起きると気持ち悪いことが多く、何が原因なのかわからず悩んでいませんか?考えられる原因の1つに寝不足が挙げられます。とはいえ、寝不足で気持ち悪くなるといわれても、いまいちピンと来ない方もいるでしょう。 そこで本記事では、寝不足によって気持ち悪くなる原因について解説します。また、気持ち悪くなったときの対処法も紹介するので、あわせて参考にしてみてください。 寝不足で気持ち悪くなる2つの原因 まずは、なぜ寝不足で気持ち悪くなるのか、原因から解説します。寝不足は次のような影響を及ぼすため、気持ち悪さを誘発すると考えられているのです。 自律神経の乱れ ストレス それぞれ詳しく解説します。 1. 自律神経の乱れ そもそも自律神経とは、体の状態によって自分の意識とは関係なく、体の機能をコントロールする神経のことです。血液を流したり睡眠中に呼吸したりできるのは、自律神経が働いてくれるからです。そんな自律神経には交感神経と副交感神経があり、体の状態に応じて自動的に切り替わることで、バランスを取り合っています。 通常、睡眠中はリラックスモードの副交感神経が優位になりますが、寝不足になると神経の切り替えが上手くいかず、活動モードの交感神経が優位のままとなります。すると、体はすぐに活動できるよう準備するため、消化を抑制してしまうのです。その結果、夜に食べたものが消化されず胃に残るため、吐き気や気持ち悪いなどを引き起こします。 2. ストレス ストレスを抱えていると、寝不足や睡眠の質が下がるなど、睡眠に大きな影響を及ぼします。すると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われなくなり、睡眠中も活動モードの交感神経が優位のままの状態となります。 通常であれば、睡眠中は副交感神経が優位となり、消化器官が活発になることで夜に食べたものが消化されるものです。しかし、交感神経が優位の状態となれば、消化器官の働きが抑制されます。すると、消化不良が起きてしまい、気持ち悪さや吐き気が生じやすくなります。 寝不足で気持ち悪くなるのは病気の可能性がある 眠くて気持ち悪いというときは、寝不足による自律神経の乱れやストレスが原因ではなく、病気が隠れている可能性もあります。考えられる病気は、以下のとおりです。 低血圧 貧血 胃腸炎 胃炎 食道炎 ほかにも、睡眠中に呼吸が止まる・弱くなる「睡眠時無呼吸症候群」の可能性もあります。睡眠の質が低下する無呼吸症候群は、目覚めがすっきりとしない、日中眠気に襲われるなどの症状を引き起こす病気です。治療せず放置すると、さまざまな臓器に負担をかけてしまうため、気持ち悪さを誘発することもあるのです。 寝不足で気持ち悪くなったときの対処法5選 寝不足が原因で気持ち悪くなったときは、次のような対処法が効果的です。 仮眠を取る ツボを押す 消化に良いものを食べる 薬を飲む お風呂に入る...

寝不足で気持ち悪くなる2つの原因|すぐにできる対処法5選も紹介

鈴木優花

朝起きると気持ち悪いことが多く、何が原因なのかわからず悩んでいませんか?考えられる原因の1つに寝不足が挙げられます。とはいえ、寝不足で気持ち悪くなるといわれても、いまいちピンと来ない方もいるでしょう。 そこで本記事では、寝不足によって気持ち悪くなる原因について解説します。また、気持ち悪くなったときの対処法も紹介するので、あわせて参考にしてみてください。 寝不足で気持ち悪くなる2つの原因 まずは、なぜ寝不足で気持ち悪くなるのか、原因から解説します。寝不足は次のような影響を及ぼすため、気持ち悪さを誘発すると考えられているのです。 自律神経の乱れ ストレス それぞれ詳しく解説します。 1. 自律神経の乱れ そもそも自律神経とは、体の状態によって自分の意識とは関係なく、体の機能をコントロールする神経のことです。血液を流したり睡眠中に呼吸したりできるのは、自律神経が働いてくれるからです。そんな自律神経には交感神経と副交感神経があり、体の状態に応じて自動的に切り替わることで、バランスを取り合っています。 通常、睡眠中はリラックスモードの副交感神経が優位になりますが、寝不足になると神経の切り替えが上手くいかず、活動モードの交感神経が優位のままとなります。すると、体はすぐに活動できるよう準備するため、消化を抑制してしまうのです。その結果、夜に食べたものが消化されず胃に残るため、吐き気や気持ち悪いなどを引き起こします。 2. ストレス ストレスを抱えていると、寝不足や睡眠の質が下がるなど、睡眠に大きな影響を及ぼします。すると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われなくなり、睡眠中も活動モードの交感神経が優位のままの状態となります。 通常であれば、睡眠中は副交感神経が優位となり、消化器官が活発になることで夜に食べたものが消化されるものです。しかし、交感神経が優位の状態となれば、消化器官の働きが抑制されます。すると、消化不良が起きてしまい、気持ち悪さや吐き気が生じやすくなります。 寝不足で気持ち悪くなるのは病気の可能性がある 眠くて気持ち悪いというときは、寝不足による自律神経の乱れやストレスが原因ではなく、病気が隠れている可能性もあります。考えられる病気は、以下のとおりです。 低血圧 貧血 胃腸炎 胃炎 食道炎 ほかにも、睡眠中に呼吸が止まる・弱くなる「睡眠時無呼吸症候群」の可能性もあります。睡眠の質が低下する無呼吸症候群は、目覚めがすっきりとしない、日中眠気に襲われるなどの症状を引き起こす病気です。治療せず放置すると、さまざまな臓器に負担をかけてしまうため、気持ち悪さを誘発することもあるのです。 寝不足で気持ち悪くなったときの対処法5選 寝不足が原因で気持ち悪くなったときは、次のような対処法が効果的です。 仮眠を取る ツボを押す 消化に良いものを食べる 薬を飲む お風呂に入る...

睡眠の質を上げる飲み物5選|快適な眠りを支える行動を解説

睡眠の質を上げる飲み物5選|快適な眠りを支える行動を解説

株式会社PREVO

「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「どれだけ寝ても疲れが取れない」など睡眠に関するお悩みを抱えていませんか? このような睡眠の悩みは、入眠前に摂取する飲み物に気をつけたり、日々の生活習慣を見直したりすることで解決できる場合があります。 そこでこの記事では、睡眠の質を上げる飲み物や眠りにつきやすくなる行動について解説します。良い睡眠は、脳と身体の疲労回復や免疫機能の向上、記憶の整理などに効果的です。睡眠の質が低下すると心身に悪影響が生じ、慢性疲労や集中力低下などの原因につながります。睡眠についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 睡眠の質を上げるには水分補給が必要 入眠前の水分摂取は、睡眠の質を高めるのに効果的です。自然な眠りを促すためには、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」が欠かせません。眠る前に飲み物を飲むと、身体の奥深くの温度が下がりメラトニンが活発になるため、深い睡眠に入れます。 またメラトニンは、副交感神経を優位にするホルモンです。副交感神経は心身をリラックスさせ、休息状態へと導く役割があります。疲労回復や心身を整えてくれるため、寝る前に飲み物を摂ることは、良質な睡眠に大切です。飲むタイミングは、眠る1〜2時間前を目安にするのが良いでしょう。 睡眠の質を上げる飲み物5選 「どんな飲み物が睡眠に効果があるのか分からない」という方はいらっしゃるでしょう。ここでは、良い睡眠をサポートしてくれる飲み物を5つ紹介します。睡眠の質を上げたい方はもちろん、寝つきの悪さに悩む方にもおすすめです。ぜひ参考にご覧ください。 1. 白湯 寝る前に白湯を飲むと胃腸が温まり、副交感神経が刺激されます。眠りに入りやすくなるのはもちろん、心身のリラックス作用が期待できるため、睡眠の質を上げる飲み物としておすすめです。 白湯を飲むと血液の流れが良くなり、体内に蓄積された老廃物が排出されやすくなります。そのため、むくみや便秘の解消にも効果的です。白湯の温度は、体温よりもやや高めの50℃前後が最適です。 飲みすぎると睡眠時にトイレが近くなってしまうため、コップ1杯(200ml程度)を目安に一口ずつ飲むのが良いでしょう。 2. ホットミルク ミルクに含まれるトリプトファンという成分は、睡眠を促すメラトニンの原料になる必須アミノ酸の一つです。またミルクには、交感神経の働きを抑制するカルシウムが豊富に含まれています。 トリプトファンが不足すると、メラトニンを作る栄養素が不足するため、睡眠の質を妨げる原因につながります。寝る前にホットミルクを飲むと、心身がリラックスしてスムーズな入眠が期待できるでしょう。 3. ハーブティー ハーブティーには自律神経を整え心身の緊張を和らげる作用があるため、ストレスによる不眠の方におすすめです。ハーブティーには様々な種類がありますが、なかでもカモミールやルイボスティーはリラックス効果が期待できます。 ハーブティーはノンカフェインなので睡眠に影響がなく、寝る前でも気兼ねなく飲めるのもポイントです。また、カモミールには消化促進や鎮静作用があります。ストレスによる心身の疲れや緊張をほぐすだけでなく、胃腸不良や生理痛の緩和にも効果的です。  4. ホットジンジャー 「手足が冷えてなかなか寝つけない」という方には、ホットジンジャーがおすすめです。生姜には、血流を促し身体を温める「ショウガオール」という成分が多く含まれています。 寝る1〜2時間前に生姜を摂取し体温を上げておくと、睡眠前のリズムが整い自然に眠気が生じやすくなります。ホットジンジャーに入れる生姜の量は、コップ1杯に対して小さじ1程度を目安にしましょう。市販のチューブタイプやジンジャーシロップを使うと便利です。 5. トマトジュース 寝苦しい夏場など、体内に熱がこもって寝つきが悪いときにはトマトジュースがおすすめです。トマトには身体の余分な水分を排出するカリウムが含まれており、体温を下げる作用があります。 また、メラトニンが含まれているため、スムーズな眠りをサポートし睡眠の質の向上が期待できます。注意点として、トマトジュースを飲みすぎると身体が冷え、消化不良を起こす可能性があります。コップ1杯程度を目安に、就寝2時間前までに摂取するのが良いでしょう。 睡眠の質を下げてしまう飲み物...

睡眠の質を上げる飲み物5選|快適な眠りを支える行動を解説

株式会社PREVO

「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「どれだけ寝ても疲れが取れない」など睡眠に関するお悩みを抱えていませんか? このような睡眠の悩みは、入眠前に摂取する飲み物に気をつけたり、日々の生活習慣を見直したりすることで解決できる場合があります。 そこでこの記事では、睡眠の質を上げる飲み物や眠りにつきやすくなる行動について解説します。良い睡眠は、脳と身体の疲労回復や免疫機能の向上、記憶の整理などに効果的です。睡眠の質が低下すると心身に悪影響が生じ、慢性疲労や集中力低下などの原因につながります。睡眠についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 睡眠の質を上げるには水分補給が必要 入眠前の水分摂取は、睡眠の質を高めるのに効果的です。自然な眠りを促すためには、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」が欠かせません。眠る前に飲み物を飲むと、身体の奥深くの温度が下がりメラトニンが活発になるため、深い睡眠に入れます。 またメラトニンは、副交感神経を優位にするホルモンです。副交感神経は心身をリラックスさせ、休息状態へと導く役割があります。疲労回復や心身を整えてくれるため、寝る前に飲み物を摂ることは、良質な睡眠に大切です。飲むタイミングは、眠る1〜2時間前を目安にするのが良いでしょう。 睡眠の質を上げる飲み物5選 「どんな飲み物が睡眠に効果があるのか分からない」という方はいらっしゃるでしょう。ここでは、良い睡眠をサポートしてくれる飲み物を5つ紹介します。睡眠の質を上げたい方はもちろん、寝つきの悪さに悩む方にもおすすめです。ぜひ参考にご覧ください。 1. 白湯 寝る前に白湯を飲むと胃腸が温まり、副交感神経が刺激されます。眠りに入りやすくなるのはもちろん、心身のリラックス作用が期待できるため、睡眠の質を上げる飲み物としておすすめです。 白湯を飲むと血液の流れが良くなり、体内に蓄積された老廃物が排出されやすくなります。そのため、むくみや便秘の解消にも効果的です。白湯の温度は、体温よりもやや高めの50℃前後が最適です。 飲みすぎると睡眠時にトイレが近くなってしまうため、コップ1杯(200ml程度)を目安に一口ずつ飲むのが良いでしょう。 2. ホットミルク ミルクに含まれるトリプトファンという成分は、睡眠を促すメラトニンの原料になる必須アミノ酸の一つです。またミルクには、交感神経の働きを抑制するカルシウムが豊富に含まれています。 トリプトファンが不足すると、メラトニンを作る栄養素が不足するため、睡眠の質を妨げる原因につながります。寝る前にホットミルクを飲むと、心身がリラックスしてスムーズな入眠が期待できるでしょう。 3. ハーブティー ハーブティーには自律神経を整え心身の緊張を和らげる作用があるため、ストレスによる不眠の方におすすめです。ハーブティーには様々な種類がありますが、なかでもカモミールやルイボスティーはリラックス効果が期待できます。 ハーブティーはノンカフェインなので睡眠に影響がなく、寝る前でも気兼ねなく飲めるのもポイントです。また、カモミールには消化促進や鎮静作用があります。ストレスによる心身の疲れや緊張をほぐすだけでなく、胃腸不良や生理痛の緩和にも効果的です。  4. ホットジンジャー 「手足が冷えてなかなか寝つけない」という方には、ホットジンジャーがおすすめです。生姜には、血流を促し身体を温める「ショウガオール」という成分が多く含まれています。 寝る1〜2時間前に生姜を摂取し体温を上げておくと、睡眠前のリズムが整い自然に眠気が生じやすくなります。ホットジンジャーに入れる生姜の量は、コップ1杯に対して小さじ1程度を目安にしましょう。市販のチューブタイプやジンジャーシロップを使うと便利です。 5. トマトジュース 寝苦しい夏場など、体内に熱がこもって寝つきが悪いときにはトマトジュースがおすすめです。トマトには身体の余分な水分を排出するカリウムが含まれており、体温を下げる作用があります。 また、メラトニンが含まれているため、スムーズな眠りをサポートし睡眠の質の向上が期待できます。注意点として、トマトジュースを飲みすぎると身体が冷え、消化不良を起こす可能性があります。コップ1杯程度を目安に、就寝2時間前までに摂取するのが良いでしょう。 睡眠の質を下げてしまう飲み物...

1時間だけ寝るのとオールするのは、どちらがいい?徹夜をする際の注意点も確認

1時間だけ寝るのとオールするのは、どちらがいい?徹夜をする際の注意点も確認

株式会社PREVO

「仕事で遅くなってしまった」「明け方まで飲んでしまった」というときに、「中途半端に寝るより起きていたほうがいいのかな」と悩まれたことがある人もいるでしょう。どうしても徹夜しなければならないときには、ほんの少しでも仮眠をとることをおすすめします。仮眠の効果を高めるには、寝るときの「体勢や環境」と「時間」がポイントです。 ここでは、徹夜が心身に与えるダメージを踏まえつつ、適切な仮眠のとり方や徹夜明けの過ごし方をなどを解説します。眠れないときの過ごし方も紹介するので、ぜひ試してみてください。 徹夜(オール)はNG。おすすめは短い仮眠 基本的に徹夜はおすすめしません。徹夜は思っている以上に体に負担をかけるからです。睡眠をとらないと体が休まらず、翌日に強い眠気を感じたり、集中できなかったりするでしょう。ほんの少しでも仮眠をとっておくと、睡眠不足が和らぐため翌日に活動しやすくなります。 睡眠は、日中の活動により疲れた体を休める時間です。寝ている間は成長ホルモンが分泌され、疲労を和らげてくれます。しかし、徹夜すると成長ホルモンが分泌されないため、疲労が回復しません。 脳を休ませるためにも睡眠は大切です。徹夜で睡眠不足だと、脳が十分に働かず精神的に不安定になり、翌日の記憶力や学習力に影響します。また、体の各部分を動かす指令は脳が出しているため、徹夜明けにケガをするリスクも高まります。 寝ないと人はどうなる? 2晩以上完全な徹夜を続けると、身体的に大きな問題はなくても精神的にはかなり危険な状態に陥ります。ギネスブックには、264時間12分の断眠記録が記載されていますが、ギネスブックは、以降の断眠に関する記録を認めていません。断眠による健康に及ぼす影響は、非常に大きいためです。 実際、過去にギネス記録が登録されたときには、断眠2日目から「目の焦点が定まらなくなる」「集中力をなくし、怒りっぽくなる」という状況が見られました。さらに断眠を続けるにつれ、「ろれつが回らなくなる」「記憶が欠落する」など、まともに生活できない事態に発展しています。 理想的な仮眠の長さは90分 理想的な仮眠の長さは90分と言われています。眠ってから90分後には、眠りの浅い「レム睡眠」の時間帯に入っているためです。そのため、90分サイクルで睡眠を取ると、すっきりと目覚められるでしょう。 睡眠にはサイクルがあり、1サイクルはおよそ90分です。90分の間には、まず「ノンレム睡眠」の状態になり、次にレム睡眠の状態に入ります。ノンレム睡眠では脳まで休んでいますが、レム睡眠では脳が起きている状態です。レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。 仮眠は90分単位で、可能なら3時間、4時間半というように眠る時間を増やすとよいでしょう。睡眠時間が増えるほど1サイクル中のレム睡眠の割合が増え、目覚めやすくなります。 徹夜しなければならない時の注意点 徹夜は心身にとって危険です。しかし、夜勤などで、どうしても徹夜しなければならない人もいるでしょう。以下では、徹夜しなければならないときの注意点を解説します。適切に仮眠をとって、徹夜を乗り切りましょう。 徹夜をするなら、仮眠をとる! 前もって徹夜しなければならないと決まっているときは、日中に仮眠をとりましょう。前日に仮眠をとっておくと、翌日の脳や体へのダメージを軽減できます。 徹夜中にも15分〜20分を目安に仮眠をとるようにしましょう。徹夜中の仮眠のポイントは、ベッドなどには入らず快適すぎない環境で眠ることです。机に突っ伏して寝る、椅子の背もたれに体を預けて目を閉じるなど、少々無理のある体勢で眠るとよいでしょう。快適な環境で眠ってしまうと、体がしっかり休憩しようとするため、すっきりと起きられません。目覚ましに気付かず、そのまま朝まで眠ってしまう人もいます。 なお、徹夜明けの日にも15分〜20分の仮眠をとると、夜まで活動する体力を維持しやすくなります。 眠くなってもカフェインは取らない 徹夜中にはカフェインの入った飲み物を避けましょう。カフェインには、交感神経を優位にさせ目覚めを促す作用があります。しかし、徹夜中にカフェインを摂ると、無理矢理目を覚まさせている状態になり、疲労が蓄積して仮眠の質が悪くなってしまいます。できる限りノンカフェインの飲み物を選び、仮眠の質を高めてください。 徹夜の翌日も、カフェインを摂るタイミングによってはスムーズに眠れない恐れがあります。カフェインを含む飲み物は、夕方以降の摂取を避けましょう。 朝は日の光を浴びる 徹夜で寝ていなくても、朝は太陽を浴びて体を目覚めさせ、体内時計を整えましょう。光を浴びると睡眠を促す作用を持つ「メラトニン」の働きが抑えられ、眠気が軽減されます。 メラトニンは、「睡眠ホルモン」とも呼ばれる物質です。目覚めて光を感じてから14〜16時間ぐらい経過すると、メラトニンが自然に体内から分泌され眠気を感じます。つまり、朝の決まった時間に太陽光を浴びると、体が目覚めるだけではなく夜もしっかり眠れるようになるという訳です。 朝食をとる お腹が空いていなくても、徹夜明けにはなるべく朝食を摂るようにしましょう。朝食にも体内時計を整える効果があります。咀嚼を重視したメニューを選ぶと、顎の動きにより脳が刺激され目が覚めやすくなります。特におすすめの食材は、納豆や魚などのたんぱく質です。 たんぱく質には、トリプトファンがたっぷり含まれています。トリプトファンは、日中にセロトニンに変化し、夜になるとメラトニンへと変換されます。適正な量のメラトニンを分泌させるために、食生活にも気をつけましょう。 徹夜明けの日は早く寝る 徹夜明けの日はしっかり寝て、睡眠不足を補いましょう。思い切って早く寝た方が、翌日のパフォーマンスが向上します。前もって徹夜明けの日の仕事量を控えめに調整しておくと、心置きなく眠れるでしょう。...

1時間だけ寝るのとオールするのは、どちらがいい?徹夜をする際の注意点も確認

株式会社PREVO

「仕事で遅くなってしまった」「明け方まで飲んでしまった」というときに、「中途半端に寝るより起きていたほうがいいのかな」と悩まれたことがある人もいるでしょう。どうしても徹夜しなければならないときには、ほんの少しでも仮眠をとることをおすすめします。仮眠の効果を高めるには、寝るときの「体勢や環境」と「時間」がポイントです。 ここでは、徹夜が心身に与えるダメージを踏まえつつ、適切な仮眠のとり方や徹夜明けの過ごし方をなどを解説します。眠れないときの過ごし方も紹介するので、ぜひ試してみてください。 徹夜(オール)はNG。おすすめは短い仮眠 基本的に徹夜はおすすめしません。徹夜は思っている以上に体に負担をかけるからです。睡眠をとらないと体が休まらず、翌日に強い眠気を感じたり、集中できなかったりするでしょう。ほんの少しでも仮眠をとっておくと、睡眠不足が和らぐため翌日に活動しやすくなります。 睡眠は、日中の活動により疲れた体を休める時間です。寝ている間は成長ホルモンが分泌され、疲労を和らげてくれます。しかし、徹夜すると成長ホルモンが分泌されないため、疲労が回復しません。 脳を休ませるためにも睡眠は大切です。徹夜で睡眠不足だと、脳が十分に働かず精神的に不安定になり、翌日の記憶力や学習力に影響します。また、体の各部分を動かす指令は脳が出しているため、徹夜明けにケガをするリスクも高まります。 寝ないと人はどうなる? 2晩以上完全な徹夜を続けると、身体的に大きな問題はなくても精神的にはかなり危険な状態に陥ります。ギネスブックには、264時間12分の断眠記録が記載されていますが、ギネスブックは、以降の断眠に関する記録を認めていません。断眠による健康に及ぼす影響は、非常に大きいためです。 実際、過去にギネス記録が登録されたときには、断眠2日目から「目の焦点が定まらなくなる」「集中力をなくし、怒りっぽくなる」という状況が見られました。さらに断眠を続けるにつれ、「ろれつが回らなくなる」「記憶が欠落する」など、まともに生活できない事態に発展しています。 理想的な仮眠の長さは90分 理想的な仮眠の長さは90分と言われています。眠ってから90分後には、眠りの浅い「レム睡眠」の時間帯に入っているためです。そのため、90分サイクルで睡眠を取ると、すっきりと目覚められるでしょう。 睡眠にはサイクルがあり、1サイクルはおよそ90分です。90分の間には、まず「ノンレム睡眠」の状態になり、次にレム睡眠の状態に入ります。ノンレム睡眠では脳まで休んでいますが、レム睡眠では脳が起きている状態です。レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。 仮眠は90分単位で、可能なら3時間、4時間半というように眠る時間を増やすとよいでしょう。睡眠時間が増えるほど1サイクル中のレム睡眠の割合が増え、目覚めやすくなります。 徹夜しなければならない時の注意点 徹夜は心身にとって危険です。しかし、夜勤などで、どうしても徹夜しなければならない人もいるでしょう。以下では、徹夜しなければならないときの注意点を解説します。適切に仮眠をとって、徹夜を乗り切りましょう。 徹夜をするなら、仮眠をとる! 前もって徹夜しなければならないと決まっているときは、日中に仮眠をとりましょう。前日に仮眠をとっておくと、翌日の脳や体へのダメージを軽減できます。 徹夜中にも15分〜20分を目安に仮眠をとるようにしましょう。徹夜中の仮眠のポイントは、ベッドなどには入らず快適すぎない環境で眠ることです。机に突っ伏して寝る、椅子の背もたれに体を預けて目を閉じるなど、少々無理のある体勢で眠るとよいでしょう。快適な環境で眠ってしまうと、体がしっかり休憩しようとするため、すっきりと起きられません。目覚ましに気付かず、そのまま朝まで眠ってしまう人もいます。 なお、徹夜明けの日にも15分〜20分の仮眠をとると、夜まで活動する体力を維持しやすくなります。 眠くなってもカフェインは取らない 徹夜中にはカフェインの入った飲み物を避けましょう。カフェインには、交感神経を優位にさせ目覚めを促す作用があります。しかし、徹夜中にカフェインを摂ると、無理矢理目を覚まさせている状態になり、疲労が蓄積して仮眠の質が悪くなってしまいます。できる限りノンカフェインの飲み物を選び、仮眠の質を高めてください。 徹夜の翌日も、カフェインを摂るタイミングによってはスムーズに眠れない恐れがあります。カフェインを含む飲み物は、夕方以降の摂取を避けましょう。 朝は日の光を浴びる 徹夜で寝ていなくても、朝は太陽を浴びて体を目覚めさせ、体内時計を整えましょう。光を浴びると睡眠を促す作用を持つ「メラトニン」の働きが抑えられ、眠気が軽減されます。 メラトニンは、「睡眠ホルモン」とも呼ばれる物質です。目覚めて光を感じてから14〜16時間ぐらい経過すると、メラトニンが自然に体内から分泌され眠気を感じます。つまり、朝の決まった時間に太陽光を浴びると、体が目覚めるだけではなく夜もしっかり眠れるようになるという訳です。 朝食をとる お腹が空いていなくても、徹夜明けにはなるべく朝食を摂るようにしましょう。朝食にも体内時計を整える効果があります。咀嚼を重視したメニューを選ぶと、顎の動きにより脳が刺激され目が覚めやすくなります。特におすすめの食材は、納豆や魚などのたんぱく質です。 たんぱく質には、トリプトファンがたっぷり含まれています。トリプトファンは、日中にセロトニンに変化し、夜になるとメラトニンへと変換されます。適正な量のメラトニンを分泌させるために、食生活にも気をつけましょう。 徹夜明けの日は早く寝る 徹夜明けの日はしっかり寝て、睡眠不足を補いましょう。思い切って早く寝た方が、翌日のパフォーマンスが向上します。前もって徹夜明けの日の仕事量を控えめに調整しておくと、心置きなく眠れるでしょう。...

天才は睡眠時間が短い?ショートスリーパーの特徴や気になる疑問を解説!!

天才は睡眠時間が短い?ショートスリーパーの特徴や気になる疑問を解説!!

株式会社PREVO

世の中には、一般の人よりも短い睡眠時間で活動できる「ショートスリーパー」が存在します。睡眠時間を短くできたら、その分活動時間が増えるので少し憧れますよね。「天才は睡眠時間が短い」なんて話を聞いたことがある人もいるでしょう。一方で、睡眠時間を削ることによる健康や寿命への影響も気になるところです。   そこで本記事では、ショートスリーパーの特徴や診断方法、ショートスリーパーになれるのかなどの気になる疑問について解説していきます。良質な睡眠をとるポイントも紹介していますので、睡眠効率で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。    1.睡眠タイプは3種類ある! 睡眠タイプにはショートスリーパー、ロングスリーパー、バリアブルスリーパーの3種類があります。ここでは3つの睡眠タイプについて、それぞれの睡眠時間や該当する人の割合を紹介していきます。   1-1.ショートスリーパー ショートスリーパーとは、短時間の睡眠でも十分に健康を維持できる体質の人です。具体的には、6時間未満の睡眠でも支障なく日常生活を送れる人を指します。   厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査結果」によると、睡眠時間が6時間未満の人は日本人全体の約4割。 しかし、この中には睡眠障害で眠れない、睡眠時間の確保ができないなどの理由で短時間睡眠になっている人も含まれるため、本当の意味でのショートスリーパーの割合を示しているわけではありません。 一般的にショートスリーパーの割合は人口の1%未満だと言われていますが、正確な数値は明らかになっていません。 1-2. ロングスリーパー ショートスリーパーとは対照的に、長時間の睡眠を必要とする体質の人をロングスリーパーと呼びます。具体的には1日に10時間以上眠る人を指し、3~9%の人が該当すると言われています。 なおもともとの睡眠時間が長い子どもの場合は、同世代の平均睡眠時間より2時間以上長いことが基準となります。     1-3.バリアブルスリーパー バブリアブルスリーパーは、ショートスリーパーとロングスリーパーの中間に位置する人。バリアフルスリーパーは6~9時間の睡眠をとれば問題なく活動できるとされており、睡眠時間を短くしたり延ばしたりしやすいことから、「variable:変化しやすい」という意味の名前が付けられました。 ちなみに、日本人の平均睡眠時間は6~7時間で、日本人の80~90%がバブリアブルスリーパーだと言われています。     2.ショートスリーパーの特徴は? ショートスリーパーは、普通の人と比べて短い睡眠時間でも支障なく生活できるのが特徴。習慣的に6時間未満の睡眠を続けても昼間に眠気を感じず、また楽観的で精力的に活動できたり、複数のことを同時に行えたりする人が多いと言われています。 短い睡眠時間でも疲れが溜まらない理由は、睡眠サイクルにあります。睡眠には脳の眠りが浅い「レム睡眠」と、脳の眠りが深い「ノンレム睡眠」があり、レム睡眠は記憶の定着に、ノンレム睡眠は疲労回復に重要な時間だと考えられています。 ショートスリーパーはそうでない人と比べレム睡眠が少ない一方で、ノンレム睡眠の時間はほとんど変わりません。短い睡眠時間で効率的に脳やからだを休めることができため、睡眠時間が6時間未満の日が続いても、健康上問題なく過ごせるのです。  ...

天才は睡眠時間が短い?ショートスリーパーの特徴や気になる疑問を解説!!

株式会社PREVO

世の中には、一般の人よりも短い睡眠時間で活動できる「ショートスリーパー」が存在します。睡眠時間を短くできたら、その分活動時間が増えるので少し憧れますよね。「天才は睡眠時間が短い」なんて話を聞いたことがある人もいるでしょう。一方で、睡眠時間を削ることによる健康や寿命への影響も気になるところです。   そこで本記事では、ショートスリーパーの特徴や診断方法、ショートスリーパーになれるのかなどの気になる疑問について解説していきます。良質な睡眠をとるポイントも紹介していますので、睡眠効率で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。    1.睡眠タイプは3種類ある! 睡眠タイプにはショートスリーパー、ロングスリーパー、バリアブルスリーパーの3種類があります。ここでは3つの睡眠タイプについて、それぞれの睡眠時間や該当する人の割合を紹介していきます。   1-1.ショートスリーパー ショートスリーパーとは、短時間の睡眠でも十分に健康を維持できる体質の人です。具体的には、6時間未満の睡眠でも支障なく日常生活を送れる人を指します。   厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査結果」によると、睡眠時間が6時間未満の人は日本人全体の約4割。 しかし、この中には睡眠障害で眠れない、睡眠時間の確保ができないなどの理由で短時間睡眠になっている人も含まれるため、本当の意味でのショートスリーパーの割合を示しているわけではありません。 一般的にショートスリーパーの割合は人口の1%未満だと言われていますが、正確な数値は明らかになっていません。 1-2. ロングスリーパー ショートスリーパーとは対照的に、長時間の睡眠を必要とする体質の人をロングスリーパーと呼びます。具体的には1日に10時間以上眠る人を指し、3~9%の人が該当すると言われています。 なおもともとの睡眠時間が長い子どもの場合は、同世代の平均睡眠時間より2時間以上長いことが基準となります。     1-3.バリアブルスリーパー バブリアブルスリーパーは、ショートスリーパーとロングスリーパーの中間に位置する人。バリアフルスリーパーは6~9時間の睡眠をとれば問題なく活動できるとされており、睡眠時間を短くしたり延ばしたりしやすいことから、「variable:変化しやすい」という意味の名前が付けられました。 ちなみに、日本人の平均睡眠時間は6~7時間で、日本人の80~90%がバブリアブルスリーパーだと言われています。     2.ショートスリーパーの特徴は? ショートスリーパーは、普通の人と比べて短い睡眠時間でも支障なく生活できるのが特徴。習慣的に6時間未満の睡眠を続けても昼間に眠気を感じず、また楽観的で精力的に活動できたり、複数のことを同時に行えたりする人が多いと言われています。 短い睡眠時間でも疲れが溜まらない理由は、睡眠サイクルにあります。睡眠には脳の眠りが浅い「レム睡眠」と、脳の眠りが深い「ノンレム睡眠」があり、レム睡眠は記憶の定着に、ノンレム睡眠は疲労回復に重要な時間だと考えられています。 ショートスリーパーはそうでない人と比べレム睡眠が少ない一方で、ノンレム睡眠の時間はほとんど変わりません。短い睡眠時間で効率的に脳やからだを休めることができため、睡眠時間が6時間未満の日が続いても、健康上問題なく過ごせるのです。  ...