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【決定版】腰痛におすすめのマットレスとは?寝方ごとの腰痛対策やNG商品まで

【決定版】腰痛におすすめのマットレスとは?寝方ごとの腰痛対策やNG商品まで

美由紀高橋

寝起きの辛い腰痛でお悩みの方へ。知らず知らずのうちに体に合わない寝具を使い続けると、睡眠の質が低下するだけでなく、首痛や腰痛を引き起こす可能性があることを知っていますか?そこで本記事では、腰痛対策に効果的なマットレスの特徴やその選び方について詳しく解説します。また応急処置として、今使っているマットレスで腰痛対策をする方法もご紹介します。今すぐできる腰痛対策を探している方も、ぜひ参考にしてみてください。 寝ている間に腰が痛くなるのはなぜ? そもそも就寝中に腰を痛めてしまうのはなぜでしょうか?これにはいくつかの要因がありますが、しっかり対策をすることで腰痛の改善につながるケースも少なくありません。まずは寝具と腰痛の関係性について理解しておきましょう。 長時間同じ姿勢が続いてしまうから 寝ている間に腰が痛くなる原因の1つとして、「長時間同じ姿勢で寝ている」ことが挙げられます。通常、人は就寝中の体への負担を減らすために、無意識のうちに寝返りをうつことで体圧を分散させています。ところがそれが何らかの原因で妨げられると、寝ている間に体重がかかりやすい腰回りが圧迫され血流が悪化。血の巡りが悪くなることで筋肉が凝り固まり、腰痛を引き起こしてしまうケースがあるのです。さらに長期間にわたって同じ寝姿勢が続くと腰痛を悪化させてしまう恐れもあるため、腰痛持ちの方は特に注意が必要です。 寝具が合っていないから 寝ている間に腰が痛くなる原因として、「寝具が自分の体に合っていない」ことも考えられます。寝具は1日の3分の1にあたる約6〜8時間にわたって、私たちの体を支えています。体に合わない寝具を使えば、それだけの時間体に負荷を与え続けることになるため、不調を引き起こしてもおかしくありません。 特に体を支えるマットレスに関しては、慎重に選ぶ必要があります。使う人の体重や骨格によって、最適なマットレスの硬さが異なるためです。硬すぎると肩回りや腰回りに体圧が集中し、その負荷によって腰に痛みを感じることもあるでしょう。逆に柔らかすぎると体が沈み込むことで寝返りがうちにくくなり、腰への負担が増してしまいます。腰痛対策を考えるのであれば、マットレスは必ず自分の体重や骨格に合った硬さの製品を選びましょう。 病気が原因の腰痛は専門機関へ 寝ている間に腰が痛くなる原因は、寝具や寝姿勢によるものだけではありません。「椎間板ヘルニア」や「椎間板症」、「ぎっくり腰」などのトラブルが原因で腰痛を引き起こしている可能性も十分に考えられます。これらが原因で腰痛が発生している場合は、マットレスなどの寝具を見直しても腰痛の改善は見込めません。背骨や腰に違和感がある場合は、早めに然るべき専門機関を受診し、腰痛の原因となっている病気を特定してもらうことが大切です。その上で、腰に負担のかからない寝具を使うのが良いでしょう。 睡眠中の寝方と腰痛の関係 人によって寝るときの姿勢はさまざまですが、どのような姿勢で寝ているかによって腰への負担のかかり具合も異なります。仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝、それぞれの寝方のメリット・デメリットを知って、腰痛対策に活かしましょう。 仰向け寝 仰向けに寝るメリットは、体にかかる圧力が分散されることで体への負担が少なく、寝返りがうちやすいことです。ただし、仰向けの状態で足を伸ばすと腰が浮きやすくなるため、そのまま寝ると腰に負担がかかってしまう可能性もあります。特にもともと腰痛のある人は、腰に痛みを感じやすい姿勢かもしれません。また猫背の人にとっても、背骨を伸ばす仰向けの姿勢で寝ることを辛く感じてしまう方は多いでしょう。 横向き寝 横向きに寝るメリットは、就寝中の気道を確保しやすく、いびきや鼻づまりを予防する効果が期待できることです。その反面、体が倒れないようにバランスを取ろうと筋肉が緊張したり、体の下側になった足や腕が圧迫されるリスクも考えられます。さらに横向き寝は、背骨を正常な位置に保つことが難しく、背中や腰に負担がかかりやすい姿勢とも言えます。体の歪みから腰痛を引き起こす可能性も、十分に考えられるでしょう。 うつ伏せ寝 うつ伏せに寝るメリットは、腹式呼吸がしやすくなることです。腹式呼吸には自律神経を整える効果があるため、リラックスした状態で入眠するのに効果的です。ただし、うつ伏せの姿勢は腰が反りやすくなるため、腰痛を悪化させてしまうリスクが高くなります。また首も左右にひねる必要があるため、首への負担も大きくなります。体への負担が大きいことを考えると、腰痛を感じている方はうつ伏せ寝は避けた方が良いでしょう。 腰痛対策として理想的なマットレスとは? 体に合わないマットレスが腰痛を引き起こす理由については、先述した通りです。では具体的に、どのようなマットレスが腰痛対策に向いているのでしょうか?マットレス選びの際に注目すべきポイントをご紹介します。 寝返りしやすくなるマットレス マットレス選びで重視するべきポイントの1つ目は、寝返りのうちやすさです。まず大前提として、寝返りには「悪い寝返り」と「良い寝返り」があります。 悪い寝返りとは、体の一部分に集中して圧力がかかったり、寝姿勢が悪かったりしたときに、体の負担を軽減するために行われる寝返りです。一方、良い寝返りとは、体への負荷がかからないように自然と体圧を分散させたり、布団内の温度・湿度を最適な状態に調整したりするために行われる寝返りです。 ここで言う腰痛対策におすすめの寝返りがうちやすいマットレスとは、後者の「良い寝返り」がスムーズにうてるマットレスのことを指しています。腰痛対策を考えるのであれば、正しい寝姿勢を保ち、体を動かしたいときにストレスなく寝返りがうてるマットレスを選びましょう。 最適な睡眠姿勢が確保できるマットレス マットレス選びで重視するべきポイントの2つ目は、最適な睡眠姿勢を確保できるかどうかです。最も理想とされる寝姿勢は、立っているときと同じ緩やかなS字カーブを描いた姿勢だと言われています。 この理想の姿勢を維持するためには、耐圧分散性に優れた硬すぎず柔らかすぎないマットレスを使う必要があります。マットレスは、硬すぎると背中に隙間ができてしまい、体重を腰で支える偏った姿勢になりがちです。逆に柔らかすぎるマットレスだと、必要以上に腰が沈み込むことで反り腰のような姿勢になってしまうのです。 腰痛対策としてマットレスを選ぶのであれば、体圧が一部分に集中することなく、理想の寝姿勢を維持できるマットレスを選びましょう。実際に横になって寝姿勢を確かめる場合は、腰回りに圧迫感がないか、姿勢を維持することに辛さはないかを確認することをおすすめします。 入眠しやすく朝まで熟睡できる マットレス選びで重視するべきポイントの3つ目は、スムーズに入眠でき、かつ朝まで熟睡できるかどうかです。...

【決定版】腰痛におすすめのマットレスとは?寝方ごとの腰痛対策やNG商品まで

美由紀高橋

寝起きの辛い腰痛でお悩みの方へ。知らず知らずのうちに体に合わない寝具を使い続けると、睡眠の質が低下するだけでなく、首痛や腰痛を引き起こす可能性があることを知っていますか?そこで本記事では、腰痛対策に効果的なマットレスの特徴やその選び方について詳しく解説します。また応急処置として、今使っているマットレスで腰痛対策をする方法もご紹介します。今すぐできる腰痛対策を探している方も、ぜひ参考にしてみてください。 寝ている間に腰が痛くなるのはなぜ? そもそも就寝中に腰を痛めてしまうのはなぜでしょうか?これにはいくつかの要因がありますが、しっかり対策をすることで腰痛の改善につながるケースも少なくありません。まずは寝具と腰痛の関係性について理解しておきましょう。 長時間同じ姿勢が続いてしまうから 寝ている間に腰が痛くなる原因の1つとして、「長時間同じ姿勢で寝ている」ことが挙げられます。通常、人は就寝中の体への負担を減らすために、無意識のうちに寝返りをうつことで体圧を分散させています。ところがそれが何らかの原因で妨げられると、寝ている間に体重がかかりやすい腰回りが圧迫され血流が悪化。血の巡りが悪くなることで筋肉が凝り固まり、腰痛を引き起こしてしまうケースがあるのです。さらに長期間にわたって同じ寝姿勢が続くと腰痛を悪化させてしまう恐れもあるため、腰痛持ちの方は特に注意が必要です。 寝具が合っていないから 寝ている間に腰が痛くなる原因として、「寝具が自分の体に合っていない」ことも考えられます。寝具は1日の3分の1にあたる約6〜8時間にわたって、私たちの体を支えています。体に合わない寝具を使えば、それだけの時間体に負荷を与え続けることになるため、不調を引き起こしてもおかしくありません。 特に体を支えるマットレスに関しては、慎重に選ぶ必要があります。使う人の体重や骨格によって、最適なマットレスの硬さが異なるためです。硬すぎると肩回りや腰回りに体圧が集中し、その負荷によって腰に痛みを感じることもあるでしょう。逆に柔らかすぎると体が沈み込むことで寝返りがうちにくくなり、腰への負担が増してしまいます。腰痛対策を考えるのであれば、マットレスは必ず自分の体重や骨格に合った硬さの製品を選びましょう。 病気が原因の腰痛は専門機関へ 寝ている間に腰が痛くなる原因は、寝具や寝姿勢によるものだけではありません。「椎間板ヘルニア」や「椎間板症」、「ぎっくり腰」などのトラブルが原因で腰痛を引き起こしている可能性も十分に考えられます。これらが原因で腰痛が発生している場合は、マットレスなどの寝具を見直しても腰痛の改善は見込めません。背骨や腰に違和感がある場合は、早めに然るべき専門機関を受診し、腰痛の原因となっている病気を特定してもらうことが大切です。その上で、腰に負担のかからない寝具を使うのが良いでしょう。 睡眠中の寝方と腰痛の関係 人によって寝るときの姿勢はさまざまですが、どのような姿勢で寝ているかによって腰への負担のかかり具合も異なります。仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝、それぞれの寝方のメリット・デメリットを知って、腰痛対策に活かしましょう。 仰向け寝 仰向けに寝るメリットは、体にかかる圧力が分散されることで体への負担が少なく、寝返りがうちやすいことです。ただし、仰向けの状態で足を伸ばすと腰が浮きやすくなるため、そのまま寝ると腰に負担がかかってしまう可能性もあります。特にもともと腰痛のある人は、腰に痛みを感じやすい姿勢かもしれません。また猫背の人にとっても、背骨を伸ばす仰向けの姿勢で寝ることを辛く感じてしまう方は多いでしょう。 横向き寝 横向きに寝るメリットは、就寝中の気道を確保しやすく、いびきや鼻づまりを予防する効果が期待できることです。その反面、体が倒れないようにバランスを取ろうと筋肉が緊張したり、体の下側になった足や腕が圧迫されるリスクも考えられます。さらに横向き寝は、背骨を正常な位置に保つことが難しく、背中や腰に負担がかかりやすい姿勢とも言えます。体の歪みから腰痛を引き起こす可能性も、十分に考えられるでしょう。 うつ伏せ寝 うつ伏せに寝るメリットは、腹式呼吸がしやすくなることです。腹式呼吸には自律神経を整える効果があるため、リラックスした状態で入眠するのに効果的です。ただし、うつ伏せの姿勢は腰が反りやすくなるため、腰痛を悪化させてしまうリスクが高くなります。また首も左右にひねる必要があるため、首への負担も大きくなります。体への負担が大きいことを考えると、腰痛を感じている方はうつ伏せ寝は避けた方が良いでしょう。 腰痛対策として理想的なマットレスとは? 体に合わないマットレスが腰痛を引き起こす理由については、先述した通りです。では具体的に、どのようなマットレスが腰痛対策に向いているのでしょうか?マットレス選びの際に注目すべきポイントをご紹介します。 寝返りしやすくなるマットレス マットレス選びで重視するべきポイントの1つ目は、寝返りのうちやすさです。まず大前提として、寝返りには「悪い寝返り」と「良い寝返り」があります。 悪い寝返りとは、体の一部分に集中して圧力がかかったり、寝姿勢が悪かったりしたときに、体の負担を軽減するために行われる寝返りです。一方、良い寝返りとは、体への負荷がかからないように自然と体圧を分散させたり、布団内の温度・湿度を最適な状態に調整したりするために行われる寝返りです。 ここで言う腰痛対策におすすめの寝返りがうちやすいマットレスとは、後者の「良い寝返り」がスムーズにうてるマットレスのことを指しています。腰痛対策を考えるのであれば、正しい寝姿勢を保ち、体を動かしたいときにストレスなく寝返りがうてるマットレスを選びましょう。 最適な睡眠姿勢が確保できるマットレス マットレス選びで重視するべきポイントの2つ目は、最適な睡眠姿勢を確保できるかどうかです。最も理想とされる寝姿勢は、立っているときと同じ緩やかなS字カーブを描いた姿勢だと言われています。 この理想の姿勢を維持するためには、耐圧分散性に優れた硬すぎず柔らかすぎないマットレスを使う必要があります。マットレスは、硬すぎると背中に隙間ができてしまい、体重を腰で支える偏った姿勢になりがちです。逆に柔らかすぎるマットレスだと、必要以上に腰が沈み込むことで反り腰のような姿勢になってしまうのです。 腰痛対策としてマットレスを選ぶのであれば、体圧が一部分に集中することなく、理想の寝姿勢を維持できるマットレスを選びましょう。実際に横になって寝姿勢を確かめる場合は、腰回りに圧迫感がないか、姿勢を維持することに辛さはないかを確認することをおすすめします。 入眠しやすく朝まで熟睡できる マットレス選びで重視するべきポイントの3つ目は、スムーズに入眠でき、かつ朝まで熟睡できるかどうかです。...

痩せないのは睡眠不足のせいかも!? 寝ないと太る理由と改善方法

痩せないのは睡眠不足のせいかも!? 寝ないと太る理由と改善方法

美由紀高橋

ダイエットに取り組むとき、食事や運動だけでなく睡眠も重要であることは、意外と知られていません。「寝ないと太る」という意見は、はたして事実なのでしょうか。この記事では、睡眠と太りやすさの関係について解説します。より良い睡眠をとるためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 「寝ないと太る」は本当? 「寝ないと太る」という言説には、確かな根拠があります。ここからは、睡眠と太りやすさの関係について見ていきましょう。 寝ないと太るのは本当! 寝ないと太る可能性が高いことは、いくつかの研究で証明されています。コロンビア大学が32~59歳の男女8,000人を対象に、睡眠時間が平均7~9時間の人と4時間以下の人の肥満率を調査したところ、後者の肥満率が73%も高い結果となりました。なお、睡眠時間が5時間の場合も、7~9時間睡眠と比べて肥満率が50%高いことがわかっています。以上の理由から、「寝ないと太る」のは事実だといえるでしょう。  寝ないと太る理由①食欲がコントロールできなくなる 睡眠時間は、食欲をつかさどる「レプチン」と「グレリン」、2つのホルモンと相関関係にあります。食欲抑制ホルモン「レプチン」は、食事後に分泌され、脳の満腹中枢を刺激して満腹感をもたらします。それに対し、食欲増進ホルモンである「グレリン」は、体内のエネルギーが不足したときに分泌され、脳の食欲中枢を刺激して空腹を感じさせます。スタンフォード大学が睡眠時間別に血液検査を行ったところ、短い人のほうが「レプチン」が少なく、「グレリン」が多く分泌されていました。つまり、睡眠不足になるといつも以上に食欲が湧き、太りやすい食事を選びがちになるのです。 寝ないと太る理由②基礎代謝が低下する 寝ないと太る一因として挙げられるのが、基礎代謝の低下です。基礎代謝とは、生命を維持するために常に消費するカロリー。人が1日で消費するカロリーの約7割を占めており、眠っている間もカロリーは消費され続けます。睡眠中は成長ホルモンが分泌されて新陳代謝(細胞の入れ替わり)が活発になるため、20代前半・体重50kgの女性なら、十分な睡眠をとるだけで約300kcalを消費するとされています。 寝ないと太る理由③活動量が減り消費カロリーが低下する 睡眠が足りないと疲れが取れず、やる気や集中力も低下します。体や頭の動きが鈍れば、自然と活動量も減ってしまうでしょう。このような状態に陥るのは、生物学的にも自然なことと言えるでしょう。危機が迫った際に生き延びるためには、体力を温存しなければなりません。体調が万全ではない時はできるだけじっとしている方が理にかなっているのです。だからこそ、1日を活動的に過ごす気力・体力を蓄えるためには、睡眠がとても大切なのです。  太りにくい体を作る理想的な睡眠とは? 太りにくい体を作るためには、理想的な睡眠をとることが重要です。これから紹介するポイントを参考にしてみましょう。 7〜8時間寝る。特に最初の3時間はしっかりと 米国睡眠医学会は成人が7~9時間の睡眠をとることを推奨しています。また、最も死亡率が低いのは睡眠が7時間の人であるという研究もあります。特に重要だとされているのが、最初の3時間です。入眠後3時間は成長ホルモンが分泌されますが、途中で目覚めると分泌が止まってしまうことがわかっています。成長ホルモンは脳や筋肉、内臓の疲労回復を促すので、朝スッキリ起きるためにも最初の3時間はぐっすりと眠ることが大切です。      眠りの質を高める1日の過ごし方 太りにくい体を作るためには、睡眠の質にもこだわりましょう。睡眠の質を高めるための、朝・昼・夜それぞれの過ごし方を紹介します。 朝:同じ時間に起き、日光を浴びる 朝は同じ時間に起きましょう。規則正しい生活習慣は、適切な睡眠時間の確保や、睡眠の質を高めることにつながります。また、起きたらすぐに日光を浴びることも大切です。人の体に備わっている体内時計は25時間だとされています。しかし実際は1日24時間なので、同じ時間に起きて朝日を浴びることで体内時計をリセットできます。朝日が顔にあたるように寝具の位置を工夫したり、起床後すぐにカーテンを開ける習慣をつけたりするのもおすすめです。 昼:適度に動いて活動する 日中は運動するなどして、ある程度の活動量を保つこともポイントです。適度な疲労は入眠をスムーズにします。運動のタイミングも工夫しましょう。就寝の約3時間前に運動して脳の温度を一時的に上げれば、眠るタイミングで温度がしっかりと下がり、快眠を得られやすくなります。また、日中に長時間昼寝をしたり、夕方以降に仮眠をとったりすると寝つきが悪くなり、睡眠の質も下がります。昼に眠気を感じた場合は、なるべく早い時間に15分程度の仮眠をとりましょう。  夜:入浴してリラックスする 夜の入浴も、良質な睡眠には欠かせません。入浴は副交感神経を強めるので、リラックスできます。また、人は体温が下がると眠気を感じるため、入浴で体温を一時的に上げておくことで入眠がスムーズになるとされています。深い睡眠を得るためには就寝直前の入浴が効果的ですが、寝つきが悪くなる点がデメリット。寝つきを良くしたい場合は、就寝2~3時間前の入浴が推奨されています。就寝前にはスマートフォンやパソコンなど、刺激の強いものを避けることも大切です。コーヒーやチョコレート、タバコ、お酒などの嗜好品も、睡眠には良くありません。  眠りの質を高めるアイテム  眠りの質を高めるためには、自分に合う寝具を選ぶことも大切です。どんな寝具が良い睡眠につながるのでしょうか。 骨格に合わせて調整できる寝具「SOERU」 睡眠時間は平均で6~7時間、1日の約1/3を寝具の上で過ごすことになります。より良い睡眠を目指すなら、体への負担を軽減し、眠りを妨げない寝具選びが欠かせません。SOERUは、一人ひとり違う骨格に合わせてパットをカスタマイズし、自分に最適な状態を作れる寝具です。パットで支点を作ることで、快適な寝姿勢やスムーズな寝がえりをサポートし、心地よい眠りを提供します。睡眠時間をすぐに増やせない人や、より質の高い睡眠を求める人は、こだわりの寝具を取り入れてみてはいかがでしょうか。 SOERUマットレス...

痩せないのは睡眠不足のせいかも!? 寝ないと太る理由と改善方法

美由紀高橋

ダイエットに取り組むとき、食事や運動だけでなく睡眠も重要であることは、意外と知られていません。「寝ないと太る」という意見は、はたして事実なのでしょうか。この記事では、睡眠と太りやすさの関係について解説します。より良い睡眠をとるためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 「寝ないと太る」は本当? 「寝ないと太る」という言説には、確かな根拠があります。ここからは、睡眠と太りやすさの関係について見ていきましょう。 寝ないと太るのは本当! 寝ないと太る可能性が高いことは、いくつかの研究で証明されています。コロンビア大学が32~59歳の男女8,000人を対象に、睡眠時間が平均7~9時間の人と4時間以下の人の肥満率を調査したところ、後者の肥満率が73%も高い結果となりました。なお、睡眠時間が5時間の場合も、7~9時間睡眠と比べて肥満率が50%高いことがわかっています。以上の理由から、「寝ないと太る」のは事実だといえるでしょう。  寝ないと太る理由①食欲がコントロールできなくなる 睡眠時間は、食欲をつかさどる「レプチン」と「グレリン」、2つのホルモンと相関関係にあります。食欲抑制ホルモン「レプチン」は、食事後に分泌され、脳の満腹中枢を刺激して満腹感をもたらします。それに対し、食欲増進ホルモンである「グレリン」は、体内のエネルギーが不足したときに分泌され、脳の食欲中枢を刺激して空腹を感じさせます。スタンフォード大学が睡眠時間別に血液検査を行ったところ、短い人のほうが「レプチン」が少なく、「グレリン」が多く分泌されていました。つまり、睡眠不足になるといつも以上に食欲が湧き、太りやすい食事を選びがちになるのです。 寝ないと太る理由②基礎代謝が低下する 寝ないと太る一因として挙げられるのが、基礎代謝の低下です。基礎代謝とは、生命を維持するために常に消費するカロリー。人が1日で消費するカロリーの約7割を占めており、眠っている間もカロリーは消費され続けます。睡眠中は成長ホルモンが分泌されて新陳代謝(細胞の入れ替わり)が活発になるため、20代前半・体重50kgの女性なら、十分な睡眠をとるだけで約300kcalを消費するとされています。 寝ないと太る理由③活動量が減り消費カロリーが低下する 睡眠が足りないと疲れが取れず、やる気や集中力も低下します。体や頭の動きが鈍れば、自然と活動量も減ってしまうでしょう。このような状態に陥るのは、生物学的にも自然なことと言えるでしょう。危機が迫った際に生き延びるためには、体力を温存しなければなりません。体調が万全ではない時はできるだけじっとしている方が理にかなっているのです。だからこそ、1日を活動的に過ごす気力・体力を蓄えるためには、睡眠がとても大切なのです。  太りにくい体を作る理想的な睡眠とは? 太りにくい体を作るためには、理想的な睡眠をとることが重要です。これから紹介するポイントを参考にしてみましょう。 7〜8時間寝る。特に最初の3時間はしっかりと 米国睡眠医学会は成人が7~9時間の睡眠をとることを推奨しています。また、最も死亡率が低いのは睡眠が7時間の人であるという研究もあります。特に重要だとされているのが、最初の3時間です。入眠後3時間は成長ホルモンが分泌されますが、途中で目覚めると分泌が止まってしまうことがわかっています。成長ホルモンは脳や筋肉、内臓の疲労回復を促すので、朝スッキリ起きるためにも最初の3時間はぐっすりと眠ることが大切です。      眠りの質を高める1日の過ごし方 太りにくい体を作るためには、睡眠の質にもこだわりましょう。睡眠の質を高めるための、朝・昼・夜それぞれの過ごし方を紹介します。 朝:同じ時間に起き、日光を浴びる 朝は同じ時間に起きましょう。規則正しい生活習慣は、適切な睡眠時間の確保や、睡眠の質を高めることにつながります。また、起きたらすぐに日光を浴びることも大切です。人の体に備わっている体内時計は25時間だとされています。しかし実際は1日24時間なので、同じ時間に起きて朝日を浴びることで体内時計をリセットできます。朝日が顔にあたるように寝具の位置を工夫したり、起床後すぐにカーテンを開ける習慣をつけたりするのもおすすめです。 昼:適度に動いて活動する 日中は運動するなどして、ある程度の活動量を保つこともポイントです。適度な疲労は入眠をスムーズにします。運動のタイミングも工夫しましょう。就寝の約3時間前に運動して脳の温度を一時的に上げれば、眠るタイミングで温度がしっかりと下がり、快眠を得られやすくなります。また、日中に長時間昼寝をしたり、夕方以降に仮眠をとったりすると寝つきが悪くなり、睡眠の質も下がります。昼に眠気を感じた場合は、なるべく早い時間に15分程度の仮眠をとりましょう。  夜:入浴してリラックスする 夜の入浴も、良質な睡眠には欠かせません。入浴は副交感神経を強めるので、リラックスできます。また、人は体温が下がると眠気を感じるため、入浴で体温を一時的に上げておくことで入眠がスムーズになるとされています。深い睡眠を得るためには就寝直前の入浴が効果的ですが、寝つきが悪くなる点がデメリット。寝つきを良くしたい場合は、就寝2~3時間前の入浴が推奨されています。就寝前にはスマートフォンやパソコンなど、刺激の強いものを避けることも大切です。コーヒーやチョコレート、タバコ、お酒などの嗜好品も、睡眠には良くありません。  眠りの質を高めるアイテム  眠りの質を高めるためには、自分に合う寝具を選ぶことも大切です。どんな寝具が良い睡眠につながるのでしょうか。 骨格に合わせて調整できる寝具「SOERU」 睡眠時間は平均で6~7時間、1日の約1/3を寝具の上で過ごすことになります。より良い睡眠を目指すなら、体への負担を軽減し、眠りを妨げない寝具選びが欠かせません。SOERUは、一人ひとり違う骨格に合わせてパットをカスタマイズし、自分に最適な状態を作れる寝具です。パットで支点を作ることで、快適な寝姿勢やスムーズな寝がえりをサポートし、心地よい眠りを提供します。睡眠時間をすぐに増やせない人や、より質の高い睡眠を求める人は、こだわりの寝具を取り入れてみてはいかがでしょうか。 SOERUマットレス...

睡眠とダイエットの深い関係!ホルモンを制して寝ている間に痩せる

睡眠とダイエットの深い関係!ホルモンを制して寝ている間に痩せる

美由紀高橋

ダイエットをしていて、「がんばっているのに痩せにくい気がする」「食欲が抑えられない」と悩んでいる人はいませんか?ダイエットが上手くいかないときは、睡眠不足になっていたり、睡眠の質が低下していたりする可能性があります。ここでは、睡眠とダイエットの深い関係について、睡眠中に分泌されるホルモンとその役割に触れつつ解説します。質の高い睡眠を取るポイントについても紹介するので、ダイエットにお役立てください。 睡眠とダイエットには関係がある? 体を動かすこともなく、ただ寝ているだけなのに、睡眠がダイエットと関係あるというのはどういうことなのでしょう?その理由について紹介します。 睡眠中、ダイエットに関係の深いホルモンが分泌されている  コロンビア大学の研究グループが睡眠時間と肥満率の関係性を調査したところ、睡眠時間が7~9時間の人に比べると、睡眠時間が4時間の人は1.7倍も肥満率が高いと判明しました。その理由は、睡眠時にダイエットに関係の深いホルモンが分泌されるためと考えられています。いくつか紹介しましょう。 筋肉を増やして脂肪を減らす「成長ホルモン」 ダイエットに関係の深いホルモンのひとつが、成長ホルモンです。成長期に体の発育をサポートする成長ホルモンは、成人期に入ると、脂肪を分解して筋肉を発達させる役割も果たします。つまり、成長ホルモンの正常な分泌は、ダイエットの成功にとって重要です。成長ホルモンは、深い眠りについたときに脳の下垂体から盛んに分泌されます。寝ても疲れが取れない、すっきりしないと感じる人は、成長ホルモンが分泌されにくくなっているかもしれません。のちほど解説する方法を参考に、睡眠を見直してみましょう。 過食を防ぐ「レプチン」と食欲をコントロールする「グレリン」 レプチンとグレリンも、ダイエットに関係の深いホルモンです。レプチンには過食を防ぐ役割があります。食事をとるとレプチンが脂肪細胞から分泌され、満腹中枢が刺激されることで食欲が収まります。一方、食欲を増幅させるホルモンが、グレリンです。グレリンは体内のエネルギーが不足すると胃から分泌され、食事をとるよう促します。ダイエット中に過食に走らないようにするためには、レプチンとグレリンをバランスよく分泌させ、食欲をコントロールすることがポイントです。 基礎代謝を低下させる「コルチゾール」 コルチゾールは、起床時間が近づくと自然に分泌され覚醒を促します。毎朝の健やかな目覚めにつながるコルチゾールですが、基礎代謝を低下させる作用もあるためご注意ください。基礎代謝が低下すると、消費カロリーが減るためダイエットに悪影響を及ぼしてしまいます。質の高い睡眠をとり、睡眠中のコルチゾールの分泌を抑えましょう。 睡眠の質を高める「セロトニン」と「メラトニン」 睡眠の質を高めるホルモンが、セロトニンとメラトニンです。セロトニンは朝になって周囲が明るくなると分泌が始まり、脳を覚醒させます。また、セロトニンが分泌されてから一定期間経つと、「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンの分泌が始まり自然に眠気が訪れます。規則正しく質の高い睡眠を取るには、セロトニンとメラトニンが正常に分泌されなくてはいけません。規則正しい生活を送り、セロトニンとメラトニンをバランスよく分泌させましょう。 睡眠不足だとダイエットにどんな悪影響が? それでは、睡眠不足に陥った時、体の中ではどのような変化が起こるのでしょうか。ここでは、睡眠不足がダイエットにもたらす悪影響について解説します。 基礎代謝が低下し睡眠中の消費カロリーが減る 小刻みな睡眠や浅い眠りでは、成長ホルモンが正常に分泌されません。そうすると、成長ホルモンの分泌量が減り、睡眠中の消費カロリーが減ってしまいます。また、睡眠不足や眠れないことによるイライラや不安感があると、コルチゾールの分泌量が増えてしまいます。すると基礎代謝が低下するため、さらに痩せにくくなってしまいます。 食欲が増大して、つい食べてしまう 睡眠不足だと、我慢したくても過食に走りやすくなります。その理由は、食欲を抑えるレプチンの分泌が抑えられる一方で、食欲を増進させるグレリンの分泌が促進されるため。2つのホルモンが正常に分泌されていないと、食欲をコントロールできません。ホルモンバランスが乱れないように、睡眠を見直して食欲をコントロールしましょう。 ダイエットに効果的な質の高い睡眠とは? ホルモンの分泌には睡眠の量だけでなく「睡眠の質」も関係しているようです。効果的な「質の高い睡眠」とはどのようなものでしょうか? 脳も体も十分に休めている睡眠が「質の高い睡眠」 睡眠は、脳が活発に活動しているレム睡眠とそうではないノンレム睡眠という2つの睡眠状態が交互に訪れています。通常ノンレム睡眠から始まり、90〜120分でレム睡眠に切り替わる周期が繰り返されます。「質の高い睡眠」をとるには、このノンレム睡眠をいかにしっかりとるかが重要です。また、ノンレム睡眠にはN1、N2、N3と眠りの深さを表す3段階があります。とはいえ、睡眠の質を調べることはなかなかできませんよね。質の高い睡眠を取れると、体と脳が十分に休めたと実感できます。「自然に入眠できた」「スッキリ目覚められた」「気持ちよく眠れた」の3つの条件がそろっていると、ダイエットに効果的な質の高い睡眠を取れたといえるでしょう。 ダイエットに効果的な質の高い睡眠をとるために ダイエットに効果的な質の高い睡眠をとる方法を解説します。しっかり睡眠をとることはもちろん、日中や寝る前の活動も見直してみましょう。また、寝具選びも、質の高い睡眠にとって重要です。 7〜8時間の睡眠をとる ダイエットを意識するなら、7~8時間を目安に睡眠をとりましょう。日本肥満症予防協会は、睡眠時間別の肥満のリスクは、睡眠時間が7~8時間のときにもっとも抑えられると報告しています。なお、睡眠時間が短くても長くても、肥満になるリスクは高まります。睡眠不足では基礎代謝と食欲増大が懸念されますが、睡眠時間が長すぎる場合は、摂取カロリーを消費するだけの活動時間が足りない場合があります。 日中に活動する セロトニンとメラトニンの正常な泌を促すため、規則正しい生活を送り、日中に精力的に活動しましょう。特に、朝起きたら日光を浴びることが大切です。日光を浴びる理由は、体内時計を整えるためです。ホルモンの分泌量を調整している体内度計は25時間周期で動いているため、意識しなければ徐々に生活リズムがずれていってしまいます。日光を浴びて体内時計が整うと、セロトニンとメラトニンが正常に分泌され、睡眠の質が高まります。 寝る前に体を温める...

睡眠とダイエットの深い関係!ホルモンを制して寝ている間に痩せる

美由紀高橋

ダイエットをしていて、「がんばっているのに痩せにくい気がする」「食欲が抑えられない」と悩んでいる人はいませんか?ダイエットが上手くいかないときは、睡眠不足になっていたり、睡眠の質が低下していたりする可能性があります。ここでは、睡眠とダイエットの深い関係について、睡眠中に分泌されるホルモンとその役割に触れつつ解説します。質の高い睡眠を取るポイントについても紹介するので、ダイエットにお役立てください。 睡眠とダイエットには関係がある? 体を動かすこともなく、ただ寝ているだけなのに、睡眠がダイエットと関係あるというのはどういうことなのでしょう?その理由について紹介します。 睡眠中、ダイエットに関係の深いホルモンが分泌されている  コロンビア大学の研究グループが睡眠時間と肥満率の関係性を調査したところ、睡眠時間が7~9時間の人に比べると、睡眠時間が4時間の人は1.7倍も肥満率が高いと判明しました。その理由は、睡眠時にダイエットに関係の深いホルモンが分泌されるためと考えられています。いくつか紹介しましょう。 筋肉を増やして脂肪を減らす「成長ホルモン」 ダイエットに関係の深いホルモンのひとつが、成長ホルモンです。成長期に体の発育をサポートする成長ホルモンは、成人期に入ると、脂肪を分解して筋肉を発達させる役割も果たします。つまり、成長ホルモンの正常な分泌は、ダイエットの成功にとって重要です。成長ホルモンは、深い眠りについたときに脳の下垂体から盛んに分泌されます。寝ても疲れが取れない、すっきりしないと感じる人は、成長ホルモンが分泌されにくくなっているかもしれません。のちほど解説する方法を参考に、睡眠を見直してみましょう。 過食を防ぐ「レプチン」と食欲をコントロールする「グレリン」 レプチンとグレリンも、ダイエットに関係の深いホルモンです。レプチンには過食を防ぐ役割があります。食事をとるとレプチンが脂肪細胞から分泌され、満腹中枢が刺激されることで食欲が収まります。一方、食欲を増幅させるホルモンが、グレリンです。グレリンは体内のエネルギーが不足すると胃から分泌され、食事をとるよう促します。ダイエット中に過食に走らないようにするためには、レプチンとグレリンをバランスよく分泌させ、食欲をコントロールすることがポイントです。 基礎代謝を低下させる「コルチゾール」 コルチゾールは、起床時間が近づくと自然に分泌され覚醒を促します。毎朝の健やかな目覚めにつながるコルチゾールですが、基礎代謝を低下させる作用もあるためご注意ください。基礎代謝が低下すると、消費カロリーが減るためダイエットに悪影響を及ぼしてしまいます。質の高い睡眠をとり、睡眠中のコルチゾールの分泌を抑えましょう。 睡眠の質を高める「セロトニン」と「メラトニン」 睡眠の質を高めるホルモンが、セロトニンとメラトニンです。セロトニンは朝になって周囲が明るくなると分泌が始まり、脳を覚醒させます。また、セロトニンが分泌されてから一定期間経つと、「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンの分泌が始まり自然に眠気が訪れます。規則正しく質の高い睡眠を取るには、セロトニンとメラトニンが正常に分泌されなくてはいけません。規則正しい生活を送り、セロトニンとメラトニンをバランスよく分泌させましょう。 睡眠不足だとダイエットにどんな悪影響が? それでは、睡眠不足に陥った時、体の中ではどのような変化が起こるのでしょうか。ここでは、睡眠不足がダイエットにもたらす悪影響について解説します。 基礎代謝が低下し睡眠中の消費カロリーが減る 小刻みな睡眠や浅い眠りでは、成長ホルモンが正常に分泌されません。そうすると、成長ホルモンの分泌量が減り、睡眠中の消費カロリーが減ってしまいます。また、睡眠不足や眠れないことによるイライラや不安感があると、コルチゾールの分泌量が増えてしまいます。すると基礎代謝が低下するため、さらに痩せにくくなってしまいます。 食欲が増大して、つい食べてしまう 睡眠不足だと、我慢したくても過食に走りやすくなります。その理由は、食欲を抑えるレプチンの分泌が抑えられる一方で、食欲を増進させるグレリンの分泌が促進されるため。2つのホルモンが正常に分泌されていないと、食欲をコントロールできません。ホルモンバランスが乱れないように、睡眠を見直して食欲をコントロールしましょう。 ダイエットに効果的な質の高い睡眠とは? ホルモンの分泌には睡眠の量だけでなく「睡眠の質」も関係しているようです。効果的な「質の高い睡眠」とはどのようなものでしょうか? 脳も体も十分に休めている睡眠が「質の高い睡眠」 睡眠は、脳が活発に活動しているレム睡眠とそうではないノンレム睡眠という2つの睡眠状態が交互に訪れています。通常ノンレム睡眠から始まり、90〜120分でレム睡眠に切り替わる周期が繰り返されます。「質の高い睡眠」をとるには、このノンレム睡眠をいかにしっかりとるかが重要です。また、ノンレム睡眠にはN1、N2、N3と眠りの深さを表す3段階があります。とはいえ、睡眠の質を調べることはなかなかできませんよね。質の高い睡眠を取れると、体と脳が十分に休めたと実感できます。「自然に入眠できた」「スッキリ目覚められた」「気持ちよく眠れた」の3つの条件がそろっていると、ダイエットに効果的な質の高い睡眠を取れたといえるでしょう。 ダイエットに効果的な質の高い睡眠をとるために ダイエットに効果的な質の高い睡眠をとる方法を解説します。しっかり睡眠をとることはもちろん、日中や寝る前の活動も見直してみましょう。また、寝具選びも、質の高い睡眠にとって重要です。 7〜8時間の睡眠をとる ダイエットを意識するなら、7~8時間を目安に睡眠をとりましょう。日本肥満症予防協会は、睡眠時間別の肥満のリスクは、睡眠時間が7~8時間のときにもっとも抑えられると報告しています。なお、睡眠時間が短くても長くても、肥満になるリスクは高まります。睡眠不足では基礎代謝と食欲増大が懸念されますが、睡眠時間が長すぎる場合は、摂取カロリーを消費するだけの活動時間が足りない場合があります。 日中に活動する セロトニンとメラトニンの正常な泌を促すため、規則正しい生活を送り、日中に精力的に活動しましょう。特に、朝起きたら日光を浴びることが大切です。日光を浴びる理由は、体内時計を整えるためです。ホルモンの分泌量を調整している体内度計は25時間周期で動いているため、意識しなければ徐々に生活リズムがずれていってしまいます。日光を浴びて体内時計が整うと、セロトニンとメラトニンが正常に分泌され、睡眠の質が高まります。 寝る前に体を温める...

睡眠中もカロリーが消費されるのはなぜ?成長ホルモンを促す睡眠の質を高めるポイント

睡眠中もカロリーが消費されるのはなぜ?成長ホルモンを促す睡眠の質を高めるポイント

美由紀高橋

人間の身体は運動中だけでなく、寝ているときにもカロリーを消費しているのをご存知ですか?とくに、ダイエットに関心のある方は、睡眠不足になると代謝が落ちて太りやすい身体になってしまうので気をつけたいところです。この記事では、カロリーを効率的に消費し、健康的で痩せやすい身体を手に入れるための睡眠のコツを紹介します。 睡眠中もカロリーを消費する なぜ人間の身体は寝ているときにもカロリーを消費するのでしょうか?まずは、睡眠中にカロリーを消費する身体のメカニズムを知りましょう。 体を動かしていないのになぜカロリーを消費するの? 人は寝ているときも呼吸や体温維持、脳神経の管理など、身体のさまざまな機能を常に働かせています。また、睡眠中に分泌される成長ホルモンには代謝を促進する働きがあり、脂肪燃焼を活発化させます。このようなメカニズムにより、人間の身体は睡眠中にもカロリーを消費しているのです。成人の場合、一晩で約300〜500キロカロリーを消費するといわれます。これは約30〜40分間のランニングと同じ消費量です。ただし、これだけのカロリーを消費するためには、良質な睡眠をとる必要があります。 睡眠不足はダイエットに悪影響を与える 正しい睡眠をとれている人と比べて、睡眠不足の人は肥満になりやすいといわれます。その理由は、以下の2つです。 カロリーを消費しづらくなる 睡眠不足に陥ると成長ホルモンの量が減り、基礎代謝が低下します。基礎代謝とは呼吸や体温維持、心拍など、私たちの生命活動を維持するのに必要なエネルギー消費量のことです。基礎代謝が低下すると、1日の消費カロリーも減り、太りやすくなるといわれます。また、脂肪燃焼を促す成長ホルモンの分泌量が低下するため、脂肪が蓄積されやすくなるのです。 食欲が増進する 睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」の分泌量が減少するといわれます。さらに食欲を増進するホルモン「グレリン」が増えて、食欲のコントロールができなくなる傾向があります。その結果、つい食べ過ぎてしまい、太りやすくなるのです。また睡眠不足の人は、脂質や糖質が多く含まれる食べ物を好む傾向があり、肥満のリスクが高いともいわれます。 睡眠時に消費カロリーを高めるためのポイント せっかくなら睡眠を味方につけて、効率的にカロリーを消費したいですよね。ダイエットに関心がある方なら尚更でしょう。ここでは、睡眠時の消費カロリーを高めるために必要な、良質な睡眠をとるポイントを紹介します。 規則正しい生活をし、6〜8時間は睡眠時間を確保する 寝ているときのカロリー消費量を高めるには、成長ホルモンを分泌するための十分な睡眠時間が必要です。理想は7〜8時間ですが、最低でも6時間は確保しましょう。寝る時間が長いほど、カロリーの消費量は増えます。ただし、寝過ぎは身体に負担をかける可能性もあるため、翌日にスッキリと起きられる時間がベストです。また、就寝時間と起床時間を一定にし、寝る2〜3時間前までに夕食を済ませるのも消費カロリーを高める睡眠のコツです。 起きたら日光を浴びて、日中はできるだけ活動する 朝起きて日光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌されます。メラトニンには自然な眠りを促す作用があり、夜の寝つきが良くなります。睡眠の質も上がるため、睡眠時の消費カロリーを高めるのに効果的。睡眠不足の緩和も期待できるでしょう。日中活動することも良い睡眠には欠かせません。太陽の下で活動的に過ごせばメラトニンの分泌量も高まり、ぐっすり眠れる身体になります。 お風呂に入って深部体温を温める 入浴も、太りにくい体質をつくるために欠かせません。心身をリラックスさせる副交感神経が優位に働き、睡眠の質が上がります。良い睡眠のためには、寝る1〜2時間前にお風呂に入るのがおすすめです。湯船につかると身体の深部体温が上がり、入浴後、徐々に体温が低下すると眠気が誘発されます。お湯の温度はぬるいと感じる38℃程度が理想的。熱いお湯につかると交感神経が優位になり、かえって寝つきが悪くなります。入浴時間は30分程度を目安にするとよいでしょう。 ストレッチしてリラックスする 就寝時の消費カロリーを高めるコツとして、寝る前のストレッチもおすすめです。ストレッチで股関節や筋肉をほぐしたり全身を伸ばしたりすると、体全体の血行が促進され、太りにくい体質に近づきます。就寝前のルーティンにアロマを使ったストレッチタイムをプラスすれば、香りでリラックスしながらストレス緩和も期待できるでしょう。眠りを誘う副交感神経が優位に働き、安眠につながります。 安眠に効果のある飲み物・食べ物を摂取する 睡眠時のエネルギー消費量を高めるポイントとして、寝る前に摂る飲み物・食べ物も気をつけたいところ。例えば、バナナは睡眠の質を向上させて成長ホルモンの分泌を促し、太りにくい身体づくりをサポートしてくれます。成長ホルモンの分泌を促すのに欠かせない糖質を補給するために、はちみつを食べるのもおすすめです。他にも、牛乳には安眠を促すトリプトファンという成分が含まれています。タンパク質も豊富で代謝アップも期待できるので、寝る前におすすめな飲み物です。逆に、アルコールやカフェインが含まれる飲み物は良質な睡眠を妨げるため、寝る前は控えましょう。 スマホやパソコンの使用は就寝2時間前までに終わらせる 良質な睡眠をとるには、就寝前のスマホやパソコンの使用を控えるのもポイントです。スマホやパソコンの画面から発するブルーライトにはメラトニンの分泌量を低下させ、安眠を妨げる作用があるといわれます。覚醒作用もあるため、就寝の直前までスマホやパソコンの画面を見ていると寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下します。睡眠時のカロリー消費量を高めるために、スマホやパソコンの使用は就寝2時間前までに終わらせましょう。 体に合った寝具を選ぶ 質の良い睡眠をとるには寝具選びも重要です。中でもマットレスは睡眠の質を大きく左右します。マットレスを選ぶときのポイントは、寝返りしやすいかどうかです。睡眠中に同じ姿勢が続くと筋肉が硬くなり、血行不良が起こって肩や腰の痛みにつながります。スムーズな寝返りのできるマットレスなら睡眠時の血行不良を防いでくれるので、身体への負担が減り、より良い睡眠を目指せます。寝ている間の消費カロリーを高めたい方は、このポイントを意識してマットレスを選んでみてくださいね。 ​​(参考: 『SOERUマットレス』:https://soeru-system.com/products/matress) まとめ...

睡眠中もカロリーが消費されるのはなぜ?成長ホルモンを促す睡眠の質を高めるポイント

美由紀高橋

人間の身体は運動中だけでなく、寝ているときにもカロリーを消費しているのをご存知ですか?とくに、ダイエットに関心のある方は、睡眠不足になると代謝が落ちて太りやすい身体になってしまうので気をつけたいところです。この記事では、カロリーを効率的に消費し、健康的で痩せやすい身体を手に入れるための睡眠のコツを紹介します。 睡眠中もカロリーを消費する なぜ人間の身体は寝ているときにもカロリーを消費するのでしょうか?まずは、睡眠中にカロリーを消費する身体のメカニズムを知りましょう。 体を動かしていないのになぜカロリーを消費するの? 人は寝ているときも呼吸や体温維持、脳神経の管理など、身体のさまざまな機能を常に働かせています。また、睡眠中に分泌される成長ホルモンには代謝を促進する働きがあり、脂肪燃焼を活発化させます。このようなメカニズムにより、人間の身体は睡眠中にもカロリーを消費しているのです。成人の場合、一晩で約300〜500キロカロリーを消費するといわれます。これは約30〜40分間のランニングと同じ消費量です。ただし、これだけのカロリーを消費するためには、良質な睡眠をとる必要があります。 睡眠不足はダイエットに悪影響を与える 正しい睡眠をとれている人と比べて、睡眠不足の人は肥満になりやすいといわれます。その理由は、以下の2つです。 カロリーを消費しづらくなる 睡眠不足に陥ると成長ホルモンの量が減り、基礎代謝が低下します。基礎代謝とは呼吸や体温維持、心拍など、私たちの生命活動を維持するのに必要なエネルギー消費量のことです。基礎代謝が低下すると、1日の消費カロリーも減り、太りやすくなるといわれます。また、脂肪燃焼を促す成長ホルモンの分泌量が低下するため、脂肪が蓄積されやすくなるのです。 食欲が増進する 睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」の分泌量が減少するといわれます。さらに食欲を増進するホルモン「グレリン」が増えて、食欲のコントロールができなくなる傾向があります。その結果、つい食べ過ぎてしまい、太りやすくなるのです。また睡眠不足の人は、脂質や糖質が多く含まれる食べ物を好む傾向があり、肥満のリスクが高いともいわれます。 睡眠時に消費カロリーを高めるためのポイント せっかくなら睡眠を味方につけて、効率的にカロリーを消費したいですよね。ダイエットに関心がある方なら尚更でしょう。ここでは、睡眠時の消費カロリーを高めるために必要な、良質な睡眠をとるポイントを紹介します。 規則正しい生活をし、6〜8時間は睡眠時間を確保する 寝ているときのカロリー消費量を高めるには、成長ホルモンを分泌するための十分な睡眠時間が必要です。理想は7〜8時間ですが、最低でも6時間は確保しましょう。寝る時間が長いほど、カロリーの消費量は増えます。ただし、寝過ぎは身体に負担をかける可能性もあるため、翌日にスッキリと起きられる時間がベストです。また、就寝時間と起床時間を一定にし、寝る2〜3時間前までに夕食を済ませるのも消費カロリーを高める睡眠のコツです。 起きたら日光を浴びて、日中はできるだけ活動する 朝起きて日光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌されます。メラトニンには自然な眠りを促す作用があり、夜の寝つきが良くなります。睡眠の質も上がるため、睡眠時の消費カロリーを高めるのに効果的。睡眠不足の緩和も期待できるでしょう。日中活動することも良い睡眠には欠かせません。太陽の下で活動的に過ごせばメラトニンの分泌量も高まり、ぐっすり眠れる身体になります。 お風呂に入って深部体温を温める 入浴も、太りにくい体質をつくるために欠かせません。心身をリラックスさせる副交感神経が優位に働き、睡眠の質が上がります。良い睡眠のためには、寝る1〜2時間前にお風呂に入るのがおすすめです。湯船につかると身体の深部体温が上がり、入浴後、徐々に体温が低下すると眠気が誘発されます。お湯の温度はぬるいと感じる38℃程度が理想的。熱いお湯につかると交感神経が優位になり、かえって寝つきが悪くなります。入浴時間は30分程度を目安にするとよいでしょう。 ストレッチしてリラックスする 就寝時の消費カロリーを高めるコツとして、寝る前のストレッチもおすすめです。ストレッチで股関節や筋肉をほぐしたり全身を伸ばしたりすると、体全体の血行が促進され、太りにくい体質に近づきます。就寝前のルーティンにアロマを使ったストレッチタイムをプラスすれば、香りでリラックスしながらストレス緩和も期待できるでしょう。眠りを誘う副交感神経が優位に働き、安眠につながります。 安眠に効果のある飲み物・食べ物を摂取する 睡眠時のエネルギー消費量を高めるポイントとして、寝る前に摂る飲み物・食べ物も気をつけたいところ。例えば、バナナは睡眠の質を向上させて成長ホルモンの分泌を促し、太りにくい身体づくりをサポートしてくれます。成長ホルモンの分泌を促すのに欠かせない糖質を補給するために、はちみつを食べるのもおすすめです。他にも、牛乳には安眠を促すトリプトファンという成分が含まれています。タンパク質も豊富で代謝アップも期待できるので、寝る前におすすめな飲み物です。逆に、アルコールやカフェインが含まれる飲み物は良質な睡眠を妨げるため、寝る前は控えましょう。 スマホやパソコンの使用は就寝2時間前までに終わらせる 良質な睡眠をとるには、就寝前のスマホやパソコンの使用を控えるのもポイントです。スマホやパソコンの画面から発するブルーライトにはメラトニンの分泌量を低下させ、安眠を妨げる作用があるといわれます。覚醒作用もあるため、就寝の直前までスマホやパソコンの画面を見ていると寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下します。睡眠時のカロリー消費量を高めるために、スマホやパソコンの使用は就寝2時間前までに終わらせましょう。 体に合った寝具を選ぶ 質の良い睡眠をとるには寝具選びも重要です。中でもマットレスは睡眠の質を大きく左右します。マットレスを選ぶときのポイントは、寝返りしやすいかどうかです。睡眠中に同じ姿勢が続くと筋肉が硬くなり、血行不良が起こって肩や腰の痛みにつながります。スムーズな寝返りのできるマットレスなら睡眠時の血行不良を防いでくれるので、身体への負担が減り、より良い睡眠を目指せます。寝ている間の消費カロリーを高めたい方は、このポイントを意識してマットレスを選んでみてくださいね。 ​​(参考: 『SOERUマットレス』:https://soeru-system.com/products/matress) まとめ...

「寝すぎて腰が痛い!」腰痛の原因やNGな寝方、対処法を解説

「寝すぎて腰が痛い!」腰痛の原因やNGな寝方、対処法を解説

悦子中野

 体調不良や疲れが生じたときに長時間眠ったら、腰が痛くなってしまったというのはよく聞く話です。疲れを癒すために睡眠をとったのに腰が痛くなってしまっては、元も子もありません。  寝すぎて腰が痛くなってしまう原因のひとつに、寝具が体に合っていないことが挙げられます。そこで本記事では、寝すぎることで腰が痛くなる原因と対策法を紹介します。自分の体に合う寝具の選び方についても解説しているので、今使っている寝具の見直しもしてみましょう。 腰が痛くなるほど寝すぎてしまうのはなぜ? 適切な睡眠時間は人によって異なりますが、9時間以上の睡眠は寝すぎだと言われています。腰が痛くなるほど長時間眠ってしまうのは、体に何らかの原因があるものです。ここでは、寝すぎてしまう理由について紐解いていきましょう。 ・風邪などの体調不良によるもの 体調不良のときは、長時間眠ってしまうという方も多いのではないでしょうか。これは、身体の免疫機能が関係しています。ウイルスが人の体に侵入すると、免疫機能が活動を始めます。長く良質な睡眠をとることで体の免疫力がアップし、ウイルスを早く撃退できます。また、免疫力を高めるには体温の上昇も必要です。つまり、寝具で体を温めてたっぷりと眠ることが体調不良を回復する近道となるのです。風邪などの体調不良で寝すぎてしまうのは、当然とも言える現象でしょう。 ・慢性的な睡眠不足 仕事や育児に忙しく日常的に十分な睡眠がとれておらず、慢性的な睡眠不足に陥っているときは、寝すぎてしまうことも少なくありません。睡眠は疲れを癒し身体を回復させるものですが、睡眠が足りていないと疲れがとれきれずに蓄積してしまいます。要は蓄積された疲労を解消するために、眠りすぎてしまうのです。 慢性的な睡眠不足のときには身体の回復力が低下しており、腰の疲れがたまって腰痛が生じるということもしばしばあります。 ・寝具が自分の体に合っていない 寝具が体に合っていないと、睡眠の質が下がって疲れが取れにくくなります。これは、身体に合わない寝具を使うことで寝返りが打ちにくくなるためです。寝返りができないと体が凝り固まって十分に疲れが取れず、それを補おうとするために寝すぎてしまいます。 また、適切に寝返りできないと血流が滞り、腰痛や体調不良を引き起こす可能性があるため注意が必要です。 寝すぎて腰痛になる原因 必要以上に寝すぎてしまうと、心身にさまざまな弊害が生じると言われており、腰痛も体に生じる弊害の1つです。では、なぜ寝すぎると腰痛になるのでしょうか。寝すぎることで腰が痛くなる主な原因は以下の2つです。 ・寝返りが上手くできていないから 睡眠中に寝返りが打てないことは、腰痛の原因の1つです。ずっと同じ姿勢で眠り続けると、体の一部分にだけ負担がかかり、血行不良となって筋肉が緊張します。その結果、腰痛や肩こりなどの痛みとなって現れてしまうのです。 人は一晩のうち30回ほど寝返りを打つと言われています。これほど多く寝返りを打つのは、寝姿勢を変えることで体にかかる体圧を分散させるためです。 寝返りの回数には個人差がありますが、寝返りの回数が少ないと腰に負担がかかってしまうかもしれません。 ・マットレスが合っていないから 体に合わないマットレスを使い続けていることが、腰痛の原因となっている可能性があります。マットレスは硬すぎても、柔らかすぎても体によくありません。 硬いマットレスの上に寝ると、背骨や腰が圧迫されて血行不良や腰痛を引き起こしかねません。一方、柔らかすぎるマットレスは腰が沈み込んでしまい、腰への負担がかかります。寝具は自分の体にフィットした硬さのものを選ぶことが大切です。 寝すぎて腰が痛いときの対処法3選 寝すぎて腰が痛いときには、対策を講じることで解消できます。ここで紹介する3つの対処法は、どれも簡単に実施できるので、日常的に取り入れてみましょう。 ・お風呂で血流アップ 腰痛を解消するには、入浴がおすすめです。腰痛の原因は、血流が滞っていることにより筋肉が緊張状態にあることが多く挙げられます。お風呂で体を温めれば、血流が促されてこわばっていた筋肉が緩み、腰痛が楽になるでしょう。 入浴する際は、お湯の温度を38~40℃程のややぬるめに設定することがポイントです。約15分〜20分、ゆっくりお湯に浸かると血流が良くなり、腰痛対策にもなります。 ・軽い運動やストレッチで筋肉をほぐす 筋肉を伸ばすストレッチや筋力をアップする軽い運動も血流が促され、腰痛対策になります。軽い運動により筋肉をつければ、背骨をまっすぐ支えられるようになって腰への負担も減らせます。 また、ストレッチは凝り固まった筋肉がほぐされて緩むので、腰痛予防のためにも毎日行うと良いでしょう。ただし、軽い運動やストレッチで逆に痛みが生じた場合は、すぐに中止してください。その場合は自己判断はせずに、専門科に相談することをおすすめします。 ・寝返りのしやすい寝具に変える...

「寝すぎて腰が痛い!」腰痛の原因やNGな寝方、対処法を解説

悦子中野

 体調不良や疲れが生じたときに長時間眠ったら、腰が痛くなってしまったというのはよく聞く話です。疲れを癒すために睡眠をとったのに腰が痛くなってしまっては、元も子もありません。  寝すぎて腰が痛くなってしまう原因のひとつに、寝具が体に合っていないことが挙げられます。そこで本記事では、寝すぎることで腰が痛くなる原因と対策法を紹介します。自分の体に合う寝具の選び方についても解説しているので、今使っている寝具の見直しもしてみましょう。 腰が痛くなるほど寝すぎてしまうのはなぜ? 適切な睡眠時間は人によって異なりますが、9時間以上の睡眠は寝すぎだと言われています。腰が痛くなるほど長時間眠ってしまうのは、体に何らかの原因があるものです。ここでは、寝すぎてしまう理由について紐解いていきましょう。 ・風邪などの体調不良によるもの 体調不良のときは、長時間眠ってしまうという方も多いのではないでしょうか。これは、身体の免疫機能が関係しています。ウイルスが人の体に侵入すると、免疫機能が活動を始めます。長く良質な睡眠をとることで体の免疫力がアップし、ウイルスを早く撃退できます。また、免疫力を高めるには体温の上昇も必要です。つまり、寝具で体を温めてたっぷりと眠ることが体調不良を回復する近道となるのです。風邪などの体調不良で寝すぎてしまうのは、当然とも言える現象でしょう。 ・慢性的な睡眠不足 仕事や育児に忙しく日常的に十分な睡眠がとれておらず、慢性的な睡眠不足に陥っているときは、寝すぎてしまうことも少なくありません。睡眠は疲れを癒し身体を回復させるものですが、睡眠が足りていないと疲れがとれきれずに蓄積してしまいます。要は蓄積された疲労を解消するために、眠りすぎてしまうのです。 慢性的な睡眠不足のときには身体の回復力が低下しており、腰の疲れがたまって腰痛が生じるということもしばしばあります。 ・寝具が自分の体に合っていない 寝具が体に合っていないと、睡眠の質が下がって疲れが取れにくくなります。これは、身体に合わない寝具を使うことで寝返りが打ちにくくなるためです。寝返りができないと体が凝り固まって十分に疲れが取れず、それを補おうとするために寝すぎてしまいます。 また、適切に寝返りできないと血流が滞り、腰痛や体調不良を引き起こす可能性があるため注意が必要です。 寝すぎて腰痛になる原因 必要以上に寝すぎてしまうと、心身にさまざまな弊害が生じると言われており、腰痛も体に生じる弊害の1つです。では、なぜ寝すぎると腰痛になるのでしょうか。寝すぎることで腰が痛くなる主な原因は以下の2つです。 ・寝返りが上手くできていないから 睡眠中に寝返りが打てないことは、腰痛の原因の1つです。ずっと同じ姿勢で眠り続けると、体の一部分にだけ負担がかかり、血行不良となって筋肉が緊張します。その結果、腰痛や肩こりなどの痛みとなって現れてしまうのです。 人は一晩のうち30回ほど寝返りを打つと言われています。これほど多く寝返りを打つのは、寝姿勢を変えることで体にかかる体圧を分散させるためです。 寝返りの回数には個人差がありますが、寝返りの回数が少ないと腰に負担がかかってしまうかもしれません。 ・マットレスが合っていないから 体に合わないマットレスを使い続けていることが、腰痛の原因となっている可能性があります。マットレスは硬すぎても、柔らかすぎても体によくありません。 硬いマットレスの上に寝ると、背骨や腰が圧迫されて血行不良や腰痛を引き起こしかねません。一方、柔らかすぎるマットレスは腰が沈み込んでしまい、腰への負担がかかります。寝具は自分の体にフィットした硬さのものを選ぶことが大切です。 寝すぎて腰が痛いときの対処法3選 寝すぎて腰が痛いときには、対策を講じることで解消できます。ここで紹介する3つの対処法は、どれも簡単に実施できるので、日常的に取り入れてみましょう。 ・お風呂で血流アップ 腰痛を解消するには、入浴がおすすめです。腰痛の原因は、血流が滞っていることにより筋肉が緊張状態にあることが多く挙げられます。お風呂で体を温めれば、血流が促されてこわばっていた筋肉が緩み、腰痛が楽になるでしょう。 入浴する際は、お湯の温度を38~40℃程のややぬるめに設定することがポイントです。約15分〜20分、ゆっくりお湯に浸かると血流が良くなり、腰痛対策にもなります。 ・軽い運動やストレッチで筋肉をほぐす 筋肉を伸ばすストレッチや筋力をアップする軽い運動も血流が促され、腰痛対策になります。軽い運動により筋肉をつければ、背骨をまっすぐ支えられるようになって腰への負担も減らせます。 また、ストレッチは凝り固まった筋肉がほぐされて緩むので、腰痛予防のためにも毎日行うと良いでしょう。ただし、軽い運動やストレッチで逆に痛みが生じた場合は、すぐに中止してください。その場合は自己判断はせずに、専門科に相談することをおすすめします。 ・寝返りのしやすい寝具に変える...

腰が痛いのは布団のせい?腰痛対策にはマットレスがおすすめ

腰が痛いのは布団のせい?腰痛対策にはマットレスがおすすめ

悦子中野

「朝起きると腰が痛い」という経験はありませんか? 寝る前は痛くないのに、起きると腰が痛いということは、寝ている間に何か問題が起きているということです。実は、朝起きて腰が痛いのは布団が体に合っていない可能性があります。 布団が自分に合っていないと体に負担がかかるため、寝起き腰痛を防ぐには自分に合ったマットレス選びが重要です。本記事では、布団によって腰痛が起こる原因や腰痛対策におすすめのマットレスを紹介します。 布団と腰痛の関係 寝具には保温のほか、体への負担が少ない寝姿勢を保つという重要な役割があります。しかし布団が体に合っていなかったり、布団の質自体が悪かったりすると正しい寝姿勢がキープできずに腰に負担がかかるため要注意です。 また、一晩中姿勢が悪い状態で寝ていると、筋肉が緊張状態になって血流が悪くなります。その結果眠っても疲れがとれず、体のあちこちに痛みも生じてしまうのです。布団が自分に合っていないと正しい寝姿勢を保てず、体がサポートできないため腰痛を引き起こす可能性があるので注意しましょう。 布団が原因で腰が痛くなる理由 睡眠中にしっかりと体を休めるには、寝ているときの姿勢と適度な寝返りがポイントになります。寝ると腰が痛くなるのは、布団によりこれらが妨げられるからです。ここでは、なぜ布団が原因で腰が痛くなるのか、その理由を解説します。 ・姿勢が悪くなるから 私たちの背骨は横から見るとまっすぐではなく、S字カーブを描いているのが特徴です。このカーブは、直立したときの頭の重さを分散させ、背骨への負担を軽減する役目をしています。 理想的な寝姿勢は、背骨のカーブと布団のすき間が2~3cm空いていると体への負担が少ないと言われています。しかし、布団が柔らかすぎると腰が沈み込んでしまい、理想的なすき間を維持することができません。寝姿勢が悪いと筋肉に余計な緊張が生じ、体がリラックスできないどころかコリや血行不良の原因にもなります。 一方、硬すぎる布団では骨が当たって寝心地が悪くなるほか、血流が妨げられて腰痛悪化を招く恐れがあるため注意が必要です。 ・寝返りが打てないから 健康な成人が一晩に寝返りを打つ回数は、20回程度と言われています。私たちは寝返りをして姿勢を変えることで筋肉をほぐすとともに血流を促し、体の負担を軽減しているのです。 しかし睡眠中に寝返りが打てず、体の同じ部分が圧迫され続けると、血液の循環が悪くなります。起きているときでも、ずっと同じ姿勢を続けていたら体が痛くなってきますよね。つまり、睡眠中でも寝返りにより適度に体を動かすことで血流が促がされるのです。 また、寝返りには布団の中にこもった熱や水分を発散させ、温度や湿度を調節する役割もあります。しかし、布団がへたっていたり柔らかすぎたりすると腰が沈み込んで寝返りが打ちにくくなるため、筋肉が凝り固まり血流が悪くなって腰痛や冷えといった体の不調を招いてしまうのです。 腰痛対策にはマットレスが重要 寝ている間に腰痛にならないためには、マットレスの質や自分の体に合っているかが重要です。マットレスは就寝中の体を支える寝具の要であり、マットレスによって腰痛や体の状態は大きく左右されます。 また、マットレスを選ぶ際は寝心地の良さだけでなく、適度な硬さや弾力性、耐久性があるかどうかもチェックしましょう。 ・マットレスと敷布団の違い マットレスも敷布団も、床の硬さや冷えから体を守るため、弾力性や保温性を兼ね備えていることは共通です。敷布団は体圧が一点に集中するのを防ぐのに適した硬さがあり、自然な寝姿勢をキープしてくれます。反面、マットレスに比べるとへたりやすく、同じものを長く使っていると腰痛になりやすい点がデメリットです。 一方、マットレスは素材や構造によって弾力性や復元率が高いものが多く、体圧を分散して理想的な寝姿勢を保持してくれます。耐久性にも優れていて、へたりにくいという点もメリットです。また、自分に合った素材を選んで寝心地を調整できるなど、腰痛の度合いに沿ったカスタマイズ性の高さも、腰痛持ちの人にマットレスをおすすめする理由となります。 マットレスのメリット・デメリット 厚みがあり、素材には主にポケットコイルやウレタンなどが使われているのがマットレスの特徴です。これらの素材はクッション性が高く体圧分散性に優れていて、体に負担がかかりにくい寝姿勢を保持できるメリットがあります。程よい硬さのマットレスを選べば寝返りも打ちやすく、起き上がりも楽なため腰痛に悩んでいる人におすすめです。 また、敷布団に比べると耐久性が高く、5~10年くらいは使用することができるでしょう。通気性も高いため布団のように頻繁に天日干しする必要がなく、お手入れが楽なところも嬉しいポイントです。 一方、マットレスは大きさや重量があるため、コンパクトに折りたたんで収納することができず場所を取るというデメリットがあります。価格が布団に比べると高価な点も、購入のハードルが高くなる一因です。 腰が痛くならないマットレスの条件 マットレスにはさまざまな硬さや素材のものがあります。腰が痛くならないようにするには、どのようなマットレスを使うとよいのでしょうか? 腰痛に悩む人が選ぶべきマットレスの条件をチェックしておきましょう。 ・正しい寝姿勢が保てる...

腰が痛いのは布団のせい?腰痛対策にはマットレスがおすすめ

悦子中野

「朝起きると腰が痛い」という経験はありませんか? 寝る前は痛くないのに、起きると腰が痛いということは、寝ている間に何か問題が起きているということです。実は、朝起きて腰が痛いのは布団が体に合っていない可能性があります。 布団が自分に合っていないと体に負担がかかるため、寝起き腰痛を防ぐには自分に合ったマットレス選びが重要です。本記事では、布団によって腰痛が起こる原因や腰痛対策におすすめのマットレスを紹介します。 布団と腰痛の関係 寝具には保温のほか、体への負担が少ない寝姿勢を保つという重要な役割があります。しかし布団が体に合っていなかったり、布団の質自体が悪かったりすると正しい寝姿勢がキープできずに腰に負担がかかるため要注意です。 また、一晩中姿勢が悪い状態で寝ていると、筋肉が緊張状態になって血流が悪くなります。その結果眠っても疲れがとれず、体のあちこちに痛みも生じてしまうのです。布団が自分に合っていないと正しい寝姿勢を保てず、体がサポートできないため腰痛を引き起こす可能性があるので注意しましょう。 布団が原因で腰が痛くなる理由 睡眠中にしっかりと体を休めるには、寝ているときの姿勢と適度な寝返りがポイントになります。寝ると腰が痛くなるのは、布団によりこれらが妨げられるからです。ここでは、なぜ布団が原因で腰が痛くなるのか、その理由を解説します。 ・姿勢が悪くなるから 私たちの背骨は横から見るとまっすぐではなく、S字カーブを描いているのが特徴です。このカーブは、直立したときの頭の重さを分散させ、背骨への負担を軽減する役目をしています。 理想的な寝姿勢は、背骨のカーブと布団のすき間が2~3cm空いていると体への負担が少ないと言われています。しかし、布団が柔らかすぎると腰が沈み込んでしまい、理想的なすき間を維持することができません。寝姿勢が悪いと筋肉に余計な緊張が生じ、体がリラックスできないどころかコリや血行不良の原因にもなります。 一方、硬すぎる布団では骨が当たって寝心地が悪くなるほか、血流が妨げられて腰痛悪化を招く恐れがあるため注意が必要です。 ・寝返りが打てないから 健康な成人が一晩に寝返りを打つ回数は、20回程度と言われています。私たちは寝返りをして姿勢を変えることで筋肉をほぐすとともに血流を促し、体の負担を軽減しているのです。 しかし睡眠中に寝返りが打てず、体の同じ部分が圧迫され続けると、血液の循環が悪くなります。起きているときでも、ずっと同じ姿勢を続けていたら体が痛くなってきますよね。つまり、睡眠中でも寝返りにより適度に体を動かすことで血流が促がされるのです。 また、寝返りには布団の中にこもった熱や水分を発散させ、温度や湿度を調節する役割もあります。しかし、布団がへたっていたり柔らかすぎたりすると腰が沈み込んで寝返りが打ちにくくなるため、筋肉が凝り固まり血流が悪くなって腰痛や冷えといった体の不調を招いてしまうのです。 腰痛対策にはマットレスが重要 寝ている間に腰痛にならないためには、マットレスの質や自分の体に合っているかが重要です。マットレスは就寝中の体を支える寝具の要であり、マットレスによって腰痛や体の状態は大きく左右されます。 また、マットレスを選ぶ際は寝心地の良さだけでなく、適度な硬さや弾力性、耐久性があるかどうかもチェックしましょう。 ・マットレスと敷布団の違い マットレスも敷布団も、床の硬さや冷えから体を守るため、弾力性や保温性を兼ね備えていることは共通です。敷布団は体圧が一点に集中するのを防ぐのに適した硬さがあり、自然な寝姿勢をキープしてくれます。反面、マットレスに比べるとへたりやすく、同じものを長く使っていると腰痛になりやすい点がデメリットです。 一方、マットレスは素材や構造によって弾力性や復元率が高いものが多く、体圧を分散して理想的な寝姿勢を保持してくれます。耐久性にも優れていて、へたりにくいという点もメリットです。また、自分に合った素材を選んで寝心地を調整できるなど、腰痛の度合いに沿ったカスタマイズ性の高さも、腰痛持ちの人にマットレスをおすすめする理由となります。 マットレスのメリット・デメリット 厚みがあり、素材には主にポケットコイルやウレタンなどが使われているのがマットレスの特徴です。これらの素材はクッション性が高く体圧分散性に優れていて、体に負担がかかりにくい寝姿勢を保持できるメリットがあります。程よい硬さのマットレスを選べば寝返りも打ちやすく、起き上がりも楽なため腰痛に悩んでいる人におすすめです。 また、敷布団に比べると耐久性が高く、5~10年くらいは使用することができるでしょう。通気性も高いため布団のように頻繁に天日干しする必要がなく、お手入れが楽なところも嬉しいポイントです。 一方、マットレスは大きさや重量があるため、コンパクトに折りたたんで収納することができず場所を取るというデメリットがあります。価格が布団に比べると高価な点も、購入のハードルが高くなる一因です。 腰が痛くならないマットレスの条件 マットレスにはさまざまな硬さや素材のものがあります。腰が痛くならないようにするには、どのようなマットレスを使うとよいのでしょうか? 腰痛に悩む人が選ぶべきマットレスの条件をチェックしておきましょう。 ・正しい寝姿勢が保てる...