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眠気を覚ましたい!仕事中にすぐできる4つの対処法

眠気を覚ましたい!仕事中にすぐできる4つの対処法

鈴木優花

仕事中に突然眠気を感じて困ったことはありませんか。眠気を感じると集中力や注意力が低下して仕事に影響を与えかねないため、対処法を知っておきたいですよね。 そこで本記事では、眠気を引き起こす原因や突然の眠気を覚ます4つの対処方法、昼間に眠気を感じにくくするためのコツなどを紹介します。眠気に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。 人はどんなときに眠気を感じやすくなる? 人が日中に眠気を感じやすくなるのは、夜の睡眠の質が悪い、体内時計が乱れているなど、いくつかの原因が考えられます。もしかすると睡眠障害の可能性も……。まずは、人が眠気を感じやすくなる原因を確認しておきましょう。 夜の睡眠の質が悪い 寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚めてしまうなど、夜間の睡眠の質が悪いと日中に眠気を感じやすくなります。睡眠の質が悪いことに気が付いている方もいますが、自分では気が付いていない方も少なくありません。 睡眠の質を低下させる原因としては、「日中の過ごし方」「寝具や室温など寝室の環境」「ストレス」が挙げられます。 また、就寝前にブルーライトを発するスマートフォンを操作すると、睡眠の質が低下するので控えましょう。 睡眠時間が不足している 睡眠時間が不足している場合も、日中に眠気を感じやすくなります。慢性的な睡眠不足は日中の眠気を引き起こすだけでなく、精神面に影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。 とはいえ、睡眠時間は何時間以上あればよいのか気になりますよね。厚生労働省によると、人が快適だと感じる睡眠時間には個人差があるとされています。 また、必要な睡眠時間は、たとえば10代なら8〜10時間、60代以上なら平均6時間弱と年齢によっても異なるようです。 体内時計が乱れている 体内時計が乱れると、メラトニンの分泌が正常に行われなくなり、日中にも眠気を感じやすくなります。メラトニンとは、脳内の松果体(しょうかたい)という脳器官から分泌されるホルモンです。メラトニンには、眠りを促すほか、細胞の新陳代謝を活発にするなどさまざまな効果があるとされています。 メラトニンは正常な体内時計のもとで適切に分泌されますが、体内時計の働きが乱れると分泌が抑えられてしまいます。メラトニンの分泌量が減ると、睡眠と覚醒のリズムが乱れて睡眠の質も落ちるため、日中も眠気を感じやすくなるのです。 脳のブドウ糖が不足している 眠気は血糖値の急激な変化とも関係しています。血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、食事をするとゆるやかに上昇して時間とともにゆるやかに下がっていくのが一般的です。 ところが、血糖値が急激に上がったり下がったりする「血糖値スパイク」の状態になると、脳のブドウ糖が不足して急激な眠気に襲われてしまいます。食後に眠気を感じるという場合は、この血糖値スパイクが原因の可能性があります。 睡眠障害の可能性も 日中に強い眠気を感じるにも関わらず上記の原因に当てはまらない場合は、睡眠障害の可能性もあります。睡眠障害とは過眠症や不眠症、睡眠時随伴症など、睡眠に関するさまざまな病気のことです。細心の注意が必要な場面でも眠り込んでしまうなど、日常生活に支障をきたす場合は専門家を受診しましょう。 眠気を覚ます方法とは 日中の眠気を感じたときは、カフェインやブドウ糖など何かを口に入れる、体を動かす、短時間の仮眠を取るなどして眠気を覚ます方法があります。ここでは、眠気を覚ます具体的な対処法を紹介します。 カフェインを摂る 眠気を感じたときに何かを口に入れると、腸がびっくりして脳が活性化され、眠気が覚めやすくなります。特におすすめなのがカフェインを含んだ飲み物や食べ物です。なぜなら、カフェインには中枢神経を興奮させる作用があるからです。 カフェインを含む飲み物には、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、エナジードリンクなどが挙げられます。特に、エナジードリンクは製品によってコーヒーや紅茶よりも多くのカフェインを含んでいるものもあります。食べ物ならチョコレートや、紅茶などの茶葉を使用したお菓子などです。 カフェインを摂取してから効果が現れるまでには30分程度かかるため、大切な会議や集中したいイベントが始まる少し前に摂取すると効果的です。 ただし、就寝前にカフェインを摂取してしまうと寝付きが悪くなるので注意しましょう。 少量のブドウ糖を摂る 妊娠中の方やカフェインが苦手な方には、脳のエネルギー源となるブドウ糖を少量摂取して脳を活性化させる方法があります。少量のブドウ糖は低血糖による眠気を改善してくれます。ブドウ糖を多く含む食べ物は、たとえば干しブドウやバナナ、プルーンなどのドライフルーツ、ラムネ、はちみつなどです。 ただ、ブドウ糖は過剰に摂取すると、肥満や糖尿病などを引き起こすリスクがあるので、摂取量には注意が必要です。...

眠気を覚ましたい!仕事中にすぐできる4つの対処法

鈴木優花

仕事中に突然眠気を感じて困ったことはありませんか。眠気を感じると集中力や注意力が低下して仕事に影響を与えかねないため、対処法を知っておきたいですよね。 そこで本記事では、眠気を引き起こす原因や突然の眠気を覚ます4つの対処方法、昼間に眠気を感じにくくするためのコツなどを紹介します。眠気に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。 人はどんなときに眠気を感じやすくなる? 人が日中に眠気を感じやすくなるのは、夜の睡眠の質が悪い、体内時計が乱れているなど、いくつかの原因が考えられます。もしかすると睡眠障害の可能性も……。まずは、人が眠気を感じやすくなる原因を確認しておきましょう。 夜の睡眠の質が悪い 寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚めてしまうなど、夜間の睡眠の質が悪いと日中に眠気を感じやすくなります。睡眠の質が悪いことに気が付いている方もいますが、自分では気が付いていない方も少なくありません。 睡眠の質を低下させる原因としては、「日中の過ごし方」「寝具や室温など寝室の環境」「ストレス」が挙げられます。 また、就寝前にブルーライトを発するスマートフォンを操作すると、睡眠の質が低下するので控えましょう。 睡眠時間が不足している 睡眠時間が不足している場合も、日中に眠気を感じやすくなります。慢性的な睡眠不足は日中の眠気を引き起こすだけでなく、精神面に影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。 とはいえ、睡眠時間は何時間以上あればよいのか気になりますよね。厚生労働省によると、人が快適だと感じる睡眠時間には個人差があるとされています。 また、必要な睡眠時間は、たとえば10代なら8〜10時間、60代以上なら平均6時間弱と年齢によっても異なるようです。 体内時計が乱れている 体内時計が乱れると、メラトニンの分泌が正常に行われなくなり、日中にも眠気を感じやすくなります。メラトニンとは、脳内の松果体(しょうかたい)という脳器官から分泌されるホルモンです。メラトニンには、眠りを促すほか、細胞の新陳代謝を活発にするなどさまざまな効果があるとされています。 メラトニンは正常な体内時計のもとで適切に分泌されますが、体内時計の働きが乱れると分泌が抑えられてしまいます。メラトニンの分泌量が減ると、睡眠と覚醒のリズムが乱れて睡眠の質も落ちるため、日中も眠気を感じやすくなるのです。 脳のブドウ糖が不足している 眠気は血糖値の急激な変化とも関係しています。血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、食事をするとゆるやかに上昇して時間とともにゆるやかに下がっていくのが一般的です。 ところが、血糖値が急激に上がったり下がったりする「血糖値スパイク」の状態になると、脳のブドウ糖が不足して急激な眠気に襲われてしまいます。食後に眠気を感じるという場合は、この血糖値スパイクが原因の可能性があります。 睡眠障害の可能性も 日中に強い眠気を感じるにも関わらず上記の原因に当てはまらない場合は、睡眠障害の可能性もあります。睡眠障害とは過眠症や不眠症、睡眠時随伴症など、睡眠に関するさまざまな病気のことです。細心の注意が必要な場面でも眠り込んでしまうなど、日常生活に支障をきたす場合は専門家を受診しましょう。 眠気を覚ます方法とは 日中の眠気を感じたときは、カフェインやブドウ糖など何かを口に入れる、体を動かす、短時間の仮眠を取るなどして眠気を覚ます方法があります。ここでは、眠気を覚ます具体的な対処法を紹介します。 カフェインを摂る 眠気を感じたときに何かを口に入れると、腸がびっくりして脳が活性化され、眠気が覚めやすくなります。特におすすめなのがカフェインを含んだ飲み物や食べ物です。なぜなら、カフェインには中枢神経を興奮させる作用があるからです。 カフェインを含む飲み物には、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、エナジードリンクなどが挙げられます。特に、エナジードリンクは製品によってコーヒーや紅茶よりも多くのカフェインを含んでいるものもあります。食べ物ならチョコレートや、紅茶などの茶葉を使用したお菓子などです。 カフェインを摂取してから効果が現れるまでには30分程度かかるため、大切な会議や集中したいイベントが始まる少し前に摂取すると効果的です。 ただし、就寝前にカフェインを摂取してしまうと寝付きが悪くなるので注意しましょう。 少量のブドウ糖を摂る 妊娠中の方やカフェインが苦手な方には、脳のエネルギー源となるブドウ糖を少量摂取して脳を活性化させる方法があります。少量のブドウ糖は低血糖による眠気を改善してくれます。ブドウ糖を多く含む食べ物は、たとえば干しブドウやバナナ、プルーンなどのドライフルーツ、ラムネ、はちみつなどです。 ただ、ブドウ糖は過剰に摂取すると、肥満や糖尿病などを引き起こすリスクがあるので、摂取量には注意が必要です。...

朝起きられない原因5選|対策とぐっすり寝られる習慣作りを解説

朝起きられない原因5選|対策とぐっすり寝られる習慣作りを解説

鈴木優花

「朝起きるのが苦手」「以前はスッキリと起きられたのに、目覚ましをセットしても起きられなくなった」そんな経験ありませんか?毎日のことだからこそ、不調が長期間続くと疲労やストレスで体調を崩す原因につながります。 このコラムでは、朝スッキリと起きられない方へ寝覚めが悪くなる原因や改善に効果的な対策、生活習慣の見直しポイントについて解説します。 すぐに実践できることばかりなので、無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。良質な睡眠で身体を整えて、1日の始まりを気持ち良くスタートさせましょう。 朝起きられない原因5選   朝スッキリと起きられない原因は、生活習慣から環境が影響するものまでさまざまです。今回紹介する5つの原因の中からご自身に当てはまるものがあれば、改善のヒントにしてみてください。 1. 睡眠時間の不足 十分な睡眠時間を確保することは、日中の活動で疲れた身体を休めるために必要不可欠です。何らかの原因で睡眠不足が続くと、心身の疲労が蓄積し翌朝の目覚めに影響します。 また睡眠時間が不足している人の中には、夜遅い時間に寝る方が多いのではないでしょうか。就寝時間が遅くなるほど、眠りの深いタイミングで起きることにつながり、朝の寝覚めが悪くなる原因になります。 2. 体内時計のズレ 私たちは、脳内の体内時計で就寝と起床のリズムを整えています。寝る前にスマートフォンやテレビから強い光の刺激を受けると、体内時計が遅れて睡眠のリズムが後退します。 光の刺激には、眠気を誘発させるホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制し、脳を覚醒させる効果があるため注意が必要です。体内時計のズレは、寝付きが悪くなる原因につながるだけではなく、翌朝の寝覚めを悪くする要因になるため、注意しましょう。 3. 低血圧 普段から疲れやすい、食欲がない、立ちくらみなどが多い方は、低血圧が原因で朝スッキリと起きられない可能性があります。低血圧の目安は、一般的に最高血圧が100mmHg以下です。 低血圧の方は全身へ血液を送る力が弱いため、脳への血流が不十分になります。脳への血流が不足し十分な酸素が届かないと、朝の寝覚めが悪くなりやすいでしょう。 4. ストレス ストレスによる緊張状態は、自律神経を乱れさせ睡眠に影響します。自律神経には身体を活発にする「交感神経」とリラックス状態にする「副交感神経」があり、この2つがバランスを保つことで就寝と起床のリズムを整えています。 寝付きが悪く交感神経が優位な状態になりにくくなると、朝スッキリと起きられなくなるため、ストレスをためないことが大切です。 5. うつ病 寝られない、起きられないことで日常生活に支障が生じる場合、うつ病が原因の可能性があります。精神的・身体的ストレスの他に、進学や就職、結婚など環境の変化によってうつ病になることがあるので注意が必要です。 厚生労働省のデータによれば、日本では100人のうち約6人が生涯のうちにうつ病を経験していることが分かっています。うつ病の予防には、ストレスから離れた環境で過ごすことが大切です。 参照:厚生労働省|うつ病 ”朝起きられない”の対策として効果的なこと   朝の寝覚めが悪い方でも、スッキリと起きられる対策を4つ紹介します。どの項目も日頃の生活に取り入れると、効果が期待できます。少しでもご自身の習慣を見直して、睡眠の質を向上させていきましょう。...

朝起きられない原因5選|対策とぐっすり寝られる習慣作りを解説

鈴木優花

「朝起きるのが苦手」「以前はスッキリと起きられたのに、目覚ましをセットしても起きられなくなった」そんな経験ありませんか?毎日のことだからこそ、不調が長期間続くと疲労やストレスで体調を崩す原因につながります。 このコラムでは、朝スッキリと起きられない方へ寝覚めが悪くなる原因や改善に効果的な対策、生活習慣の見直しポイントについて解説します。 すぐに実践できることばかりなので、無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。良質な睡眠で身体を整えて、1日の始まりを気持ち良くスタートさせましょう。 朝起きられない原因5選   朝スッキリと起きられない原因は、生活習慣から環境が影響するものまでさまざまです。今回紹介する5つの原因の中からご自身に当てはまるものがあれば、改善のヒントにしてみてください。 1. 睡眠時間の不足 十分な睡眠時間を確保することは、日中の活動で疲れた身体を休めるために必要不可欠です。何らかの原因で睡眠不足が続くと、心身の疲労が蓄積し翌朝の目覚めに影響します。 また睡眠時間が不足している人の中には、夜遅い時間に寝る方が多いのではないでしょうか。就寝時間が遅くなるほど、眠りの深いタイミングで起きることにつながり、朝の寝覚めが悪くなる原因になります。 2. 体内時計のズレ 私たちは、脳内の体内時計で就寝と起床のリズムを整えています。寝る前にスマートフォンやテレビから強い光の刺激を受けると、体内時計が遅れて睡眠のリズムが後退します。 光の刺激には、眠気を誘発させるホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制し、脳を覚醒させる効果があるため注意が必要です。体内時計のズレは、寝付きが悪くなる原因につながるだけではなく、翌朝の寝覚めを悪くする要因になるため、注意しましょう。 3. 低血圧 普段から疲れやすい、食欲がない、立ちくらみなどが多い方は、低血圧が原因で朝スッキリと起きられない可能性があります。低血圧の目安は、一般的に最高血圧が100mmHg以下です。 低血圧の方は全身へ血液を送る力が弱いため、脳への血流が不十分になります。脳への血流が不足し十分な酸素が届かないと、朝の寝覚めが悪くなりやすいでしょう。 4. ストレス ストレスによる緊張状態は、自律神経を乱れさせ睡眠に影響します。自律神経には身体を活発にする「交感神経」とリラックス状態にする「副交感神経」があり、この2つがバランスを保つことで就寝と起床のリズムを整えています。 寝付きが悪く交感神経が優位な状態になりにくくなると、朝スッキリと起きられなくなるため、ストレスをためないことが大切です。 5. うつ病 寝られない、起きられないことで日常生活に支障が生じる場合、うつ病が原因の可能性があります。精神的・身体的ストレスの他に、進学や就職、結婚など環境の変化によってうつ病になることがあるので注意が必要です。 厚生労働省のデータによれば、日本では100人のうち約6人が生涯のうちにうつ病を経験していることが分かっています。うつ病の予防には、ストレスから離れた環境で過ごすことが大切です。 参照:厚生労働省|うつ病 ”朝起きられない”の対策として効果的なこと   朝の寝覚めが悪い方でも、スッキリと起きられる対策を4つ紹介します。どの項目も日頃の生活に取り入れると、効果が期待できます。少しでもご自身の習慣を見直して、睡眠の質を向上させていきましょう。...

寝不足で動悸がする理由3選|改善のためにできることも紹介

寝不足で動悸がする理由3選|改善のためにできることも紹介

鈴木優花

最近、動悸が起こりやすくなっていませんか?もしかすると、動悸の原因は寝不足にあるのかもしれません。対処せず放置してしまうと、息切れやめまい、吐き気などの症状を引き起こす恐れがあります。 そこでこの記事では、なぜ寝不足になると動悸が起こるのか、その原因をくわしく解説します。動悸の特徴や、寝不足の解消法も紹介しますので、併せてチェックしてみてください。 寝不足が原因で動悸が起こる理由3選   寝不足で動悸が起こりやすくなるといわれても、ピンとこない人もいるでしょう。ここでは、寝不足と動悸がどのようにつながっているのか、その関係性について解説します。寝不足が原因で動悸が起こる理由は、主に以下の3つです。 自律神経の乱れ ストレス 不整脈 最近、動悸が起こって気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。 1. 自律神経の乱れ 寝不足が続くと自律神経が乱れ、身体を休ませる「副交感神経」への切り替えがうまくできなくなります。心身を活発にする「交感神経」が優位になった状態のままとなり、心拍数や血圧を調整する働きが乱れて、動悸が起こりやすくなります。 また自律神経の乱れは、息切れやめまい、吐き気、頭痛、肩こりなどを引き起こすことも。とくに、心臓病を患っている人は交感神経が優位になりやすいので、少しの寝不足でも、自律神経が乱れて動悸が起こる可能性があります。 2. ストレス 睡眠時間が足りないと「コルチゾール」というホルモンの分泌量が変動します。コルチゾールとは、ストレスから身を守るホルモンのことです。ホルモンの分泌量が最も多いのは朝で、夜になると減少します。 しかし寝不足になると、朝のホルモン分泌量が減るため、ストレスを受けやすくなります。ストレスを溜めると自律神経が乱れてしまい、動悸が起こりやすくなります。 不整脈 慢性的な寝不足は、自律神経を乱し不整脈を起こすことがあります。就寝前のリラックスしているときの動悸は、心臓の収縮が一時的に不規則になったことが原因なので、とくに心配する必要はありません。 しかし、息切れやめまいとともに起こる動悸には、注意が必要です。血液を貯蔵する心房が、通常より細かく動き続ける「心房細動」という不整脈の一種になっている可能性があります。 心房細動は心臓に大きな負担がかかり、心不全や脳梗塞につながることがあります。息切れやめまいを伴う動悸が数日続く場合、医師の診察を受けるのが良いでしょう。 寝不足で起こる動悸の特徴   寝不足が原因で起こる動悸は「洞性頻脈(どうせいひんみゃく)」であることがほとんどです。洞性頻脈とは「トットットットットット…」と脈のリズムが一定に速くなる状態のことです。運動した後や緊張しているときにも見られます。 洞性頻脈は寝不足だけではなく、過度なストレスや貧血、更年期によるホルモンバランスの乱れによって起こる場合があります。動悸を改善したいのなら、原因を見極めることがポイントです。 また脈が速くなる場合、不整脈である可能性が高いため治療が必要です。放置せず、早めに医師に相談するのが良いでしょう。 動悸を起こさない寝不足解消にできること   動悸を起こさないために、睡眠を見直しましょう。ここでは、寝不足解消法として、以下の7つを紹介します。 漢方薬を飲む...

寝不足で動悸がする理由3選|改善のためにできることも紹介

鈴木優花

最近、動悸が起こりやすくなっていませんか?もしかすると、動悸の原因は寝不足にあるのかもしれません。対処せず放置してしまうと、息切れやめまい、吐き気などの症状を引き起こす恐れがあります。 そこでこの記事では、なぜ寝不足になると動悸が起こるのか、その原因をくわしく解説します。動悸の特徴や、寝不足の解消法も紹介しますので、併せてチェックしてみてください。 寝不足が原因で動悸が起こる理由3選   寝不足で動悸が起こりやすくなるといわれても、ピンとこない人もいるでしょう。ここでは、寝不足と動悸がどのようにつながっているのか、その関係性について解説します。寝不足が原因で動悸が起こる理由は、主に以下の3つです。 自律神経の乱れ ストレス 不整脈 最近、動悸が起こって気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。 1. 自律神経の乱れ 寝不足が続くと自律神経が乱れ、身体を休ませる「副交感神経」への切り替えがうまくできなくなります。心身を活発にする「交感神経」が優位になった状態のままとなり、心拍数や血圧を調整する働きが乱れて、動悸が起こりやすくなります。 また自律神経の乱れは、息切れやめまい、吐き気、頭痛、肩こりなどを引き起こすことも。とくに、心臓病を患っている人は交感神経が優位になりやすいので、少しの寝不足でも、自律神経が乱れて動悸が起こる可能性があります。 2. ストレス 睡眠時間が足りないと「コルチゾール」というホルモンの分泌量が変動します。コルチゾールとは、ストレスから身を守るホルモンのことです。ホルモンの分泌量が最も多いのは朝で、夜になると減少します。 しかし寝不足になると、朝のホルモン分泌量が減るため、ストレスを受けやすくなります。ストレスを溜めると自律神経が乱れてしまい、動悸が起こりやすくなります。 不整脈 慢性的な寝不足は、自律神経を乱し不整脈を起こすことがあります。就寝前のリラックスしているときの動悸は、心臓の収縮が一時的に不規則になったことが原因なので、とくに心配する必要はありません。 しかし、息切れやめまいとともに起こる動悸には、注意が必要です。血液を貯蔵する心房が、通常より細かく動き続ける「心房細動」という不整脈の一種になっている可能性があります。 心房細動は心臓に大きな負担がかかり、心不全や脳梗塞につながることがあります。息切れやめまいを伴う動悸が数日続く場合、医師の診察を受けるのが良いでしょう。 寝不足で起こる動悸の特徴   寝不足が原因で起こる動悸は「洞性頻脈(どうせいひんみゃく)」であることがほとんどです。洞性頻脈とは「トットットットットット…」と脈のリズムが一定に速くなる状態のことです。運動した後や緊張しているときにも見られます。 洞性頻脈は寝不足だけではなく、過度なストレスや貧血、更年期によるホルモンバランスの乱れによって起こる場合があります。動悸を改善したいのなら、原因を見極めることがポイントです。 また脈が速くなる場合、不整脈である可能性が高いため治療が必要です。放置せず、早めに医師に相談するのが良いでしょう。 動悸を起こさない寝不足解消にできること   動悸を起こさないために、睡眠を見直しましょう。ここでは、寝不足解消法として、以下の7つを紹介します。 漢方薬を飲む...

【2023年最新】二度寝しない方法5選|原因と注意点を併せて紹介

【2023年最新】二度寝しない方法5選|原因と注意点を併せて紹介

鈴木優花

「二度寝しても頭がすっきりしない」「毎朝のように二度寝してしまい、遅刻しそうになる」このような悩みから、二度寝しない方法を探していませんか?二度寝をしてしまうと体内時計が狂い、1日のパフォーマンスが低下したり、成長ホルモンの分泌が抑えられ代謝が落ちたりする恐れがあります。 そこでこの記事では、すぐに実践できる二度寝しない方法を5つ紹介します。「明日から二度寝せず、スッキリ目覚めたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。 二度寝してしまう原因   そもそも、なぜ二度寝をしてしまうのか、原因を知っておくことが大切です。二度寝してしまう人には、次のような特徴が見られます。 睡眠の質が下がっている 睡眠時間が足りない ストレスを抱えている それぞれくわしく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。 睡眠の質が下がっている 眠りの質が低いと、十分な時間を確保できていても、睡眠不足と同じ状態になります。深い眠りにつけないので、日中の疲れをしっかりとることができません。起きても寝た気がせず、つい二度寝したくなってしまいます。 「直前までスマホを見ることが習慣になっている」「ソファやこたつでうたた寝してから布団に入る」などの行動は、睡眠の質を下げてしまいます。睡眠の質が低下すると、二度寝したくなるので注意しましょう。 睡眠時間が足りない 二度寝してしまう人は、睡眠不足が原因であることがほとんどです。そもそも日本は、世界と比べて睡眠時間が短いといわれています。仕事や家事、育児などにより睡眠不足に陥っている人は多いのではないでしょうか。 起きても強烈な眠気に襲われる場合、睡眠時間が確保できていない可能性が高いので、注意が必要です。また睡眠不足は、二度寝しやすくなるだけではなく、日中のパフォーマンスを下げる原因にもなります。 睡眠時間が足りない場合、15分程度の仮眠をとるのが良いでしょう。ただし、午後3時以降の仮眠は、夜の睡眠の質を下げてしまうので注意してください。 ストレスを抱えている ストレスは、睡眠の質を下げる原因の1つです。イライラしたり緊張状態に陥ったりすると、交感神経が優位となり身体が活動モードになります。交感神経が優位なままではスムーズに入眠できなくなったり眠りが浅くなったりするため、寝覚めがスッキリせず二度寝したくなります。 寝つきを良くするためには、自律神経のバランスを整えて副交感神経を優位にすることが大切です。過度にストレスを溜めないように、お風呂にゆっくりつかったりアロマを焚いたりするなど、夜はリラックスできる環境を作るのが良いでしょう。 二度寝することの注意点   二度寝をしない方法の後に、二度寝の注意点として課題を記載して頂いていますが、二度寝は良くないよ、というのが大前提である点を考えると、原因→二度寝が引き起こす問題=注意点→回避方法→(どうしても二度寝したい場合のTips要素)の流れが自然かと思います。Tipsとしては、睡眠時間を決めるとか、注意点の裏返しの内容でよいと思います。ご検討ください。 二度寝は良くないといわれますが、その理由をご存じでしょうか。実は、二度寝には次のようなリスクがあります。 二度寝しても脳は休息できない 睡眠のリズムが崩れる 美容の大敵になる 「二度寝してはいけない」と自分で思うようになれば、強い意志となり予防につながります。それぞれくわしく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。 二度寝しても脳は休息できない 二度寝しても、脳は十分に休めていません。二度寝するときは目覚まし時計のスヌーズ機能で10分ほど先延ばししているケースが多いです。脳が休む深い眠りについているわけではありません。 また、二度寝しても中途半端なタイミングでアラームが鳴るため、スッキリ目覚められないことが多いです。気持ちよく起きられる時間にアラームを設定するのが良いでしょう。...

【2023年最新】二度寝しない方法5選|原因と注意点を併せて紹介

鈴木優花

「二度寝しても頭がすっきりしない」「毎朝のように二度寝してしまい、遅刻しそうになる」このような悩みから、二度寝しない方法を探していませんか?二度寝をしてしまうと体内時計が狂い、1日のパフォーマンスが低下したり、成長ホルモンの分泌が抑えられ代謝が落ちたりする恐れがあります。 そこでこの記事では、すぐに実践できる二度寝しない方法を5つ紹介します。「明日から二度寝せず、スッキリ目覚めたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。 二度寝してしまう原因   そもそも、なぜ二度寝をしてしまうのか、原因を知っておくことが大切です。二度寝してしまう人には、次のような特徴が見られます。 睡眠の質が下がっている 睡眠時間が足りない ストレスを抱えている それぞれくわしく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。 睡眠の質が下がっている 眠りの質が低いと、十分な時間を確保できていても、睡眠不足と同じ状態になります。深い眠りにつけないので、日中の疲れをしっかりとることができません。起きても寝た気がせず、つい二度寝したくなってしまいます。 「直前までスマホを見ることが習慣になっている」「ソファやこたつでうたた寝してから布団に入る」などの行動は、睡眠の質を下げてしまいます。睡眠の質が低下すると、二度寝したくなるので注意しましょう。 睡眠時間が足りない 二度寝してしまう人は、睡眠不足が原因であることがほとんどです。そもそも日本は、世界と比べて睡眠時間が短いといわれています。仕事や家事、育児などにより睡眠不足に陥っている人は多いのではないでしょうか。 起きても強烈な眠気に襲われる場合、睡眠時間が確保できていない可能性が高いので、注意が必要です。また睡眠不足は、二度寝しやすくなるだけではなく、日中のパフォーマンスを下げる原因にもなります。 睡眠時間が足りない場合、15分程度の仮眠をとるのが良いでしょう。ただし、午後3時以降の仮眠は、夜の睡眠の質を下げてしまうので注意してください。 ストレスを抱えている ストレスは、睡眠の質を下げる原因の1つです。イライラしたり緊張状態に陥ったりすると、交感神経が優位となり身体が活動モードになります。交感神経が優位なままではスムーズに入眠できなくなったり眠りが浅くなったりするため、寝覚めがスッキリせず二度寝したくなります。 寝つきを良くするためには、自律神経のバランスを整えて副交感神経を優位にすることが大切です。過度にストレスを溜めないように、お風呂にゆっくりつかったりアロマを焚いたりするなど、夜はリラックスできる環境を作るのが良いでしょう。 二度寝することの注意点   二度寝をしない方法の後に、二度寝の注意点として課題を記載して頂いていますが、二度寝は良くないよ、というのが大前提である点を考えると、原因→二度寝が引き起こす問題=注意点→回避方法→(どうしても二度寝したい場合のTips要素)の流れが自然かと思います。Tipsとしては、睡眠時間を決めるとか、注意点の裏返しの内容でよいと思います。ご検討ください。 二度寝は良くないといわれますが、その理由をご存じでしょうか。実は、二度寝には次のようなリスクがあります。 二度寝しても脳は休息できない 睡眠のリズムが崩れる 美容の大敵になる 「二度寝してはいけない」と自分で思うようになれば、強い意志となり予防につながります。それぞれくわしく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。 二度寝しても脳は休息できない 二度寝しても、脳は十分に休めていません。二度寝するときは目覚まし時計のスヌーズ機能で10分ほど先延ばししているケースが多いです。脳が休む深い眠りについているわけではありません。 また、二度寝しても中途半端なタイミングでアラームが鳴るため、スッキリ目覚められないことが多いです。気持ちよく起きられる時間にアラームを設定するのが良いでしょう。...

レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは?特徴や役割と判断する方法を解説

レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは?特徴や役割と判断する方法を解説

鈴木優花

睡眠は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、これらの睡眠サイクルによって疲労回復や記憶力の定着といったさまざまな効果が見込めるとされています。「睡眠が重要なことはわかっていても、それぞれどういった役割があるかまでは知らない」という方もいるのではないでしょうか。 本記事では、レム睡眠とノンレム睡眠の違いや役割について解説します。年齢と睡眠時間との関係など、良い睡眠を取るために役立つ情報も紹介しますので、睡眠の質を上げたい方や、最適な生活習慣を作りたい方はぜひ参考にしてください。 睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に表れる   睡眠中には、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に表れることがわかっています。ノンレム睡眠とレム睡眠を合わせて睡眠周期(ウルトラディアンリズム)といい、約6〜8時間の一般的な睡眠時間には、この睡眠周期が約4〜5回繰り返されます。 一般的にレム睡眠は浅い睡眠といわれますが、ノンレム睡眠とレム睡眠それぞれで異なる役割があり、質の良い睡眠のためにはどちらも重要です。睡眠による効果を得るためには、両者のバランスが取れた睡眠サイクルを維持できるよう意識する必要があります。 レム睡眠とノンレム睡眠の違いってなに?   ここからは、レム睡眠とノンレム睡眠それぞれの役割や違いについて解説します。レム睡眠とノンレム睡眠は、睡眠の深さだけでなく、関係する体内活動や性能にも違いがあります。 レム睡眠とノンレム睡眠の違いや役割について理解することで、バランス良くレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す睡眠が理想的とされる理由がわかるでしょう。 レム睡眠とは まずは、レム睡眠の特徴について見ていきましょう。レム睡眠の「レム」とは「REM(Rapid Eye Movement)」のことで、別名「急速眼球運動睡眠」とも呼ばれます。名前の通り、レム睡眠は目玉がきょろきょろと動く急速眼球運動を伴います。 脳は活動した状態である一方で、筋肉は緩んでいて体は動かない状態にあることが浅い睡眠と呼ばれる所以です。 レム睡眠の特徴 レム睡眠は、急速な眼球運動を伴い、起きているときに近い脳の活動状態が見られます。一方で、体の骨格筋における筋活動は低下しており、体はほとんど動きません。呼吸は浅く心拍数や呼吸数も増加し、不規則になる点も特徴です。 レム睡眠時には、まるで覚醒しているかのようにまぶたの下で眼球が動くことがあります。これは大脳皮質が不規則に活動している状態と考えられており、脳波でも覚醒時に似た波形が見られることがわかっています。 一見眠っているように見えて脳が覚醒しているレム睡眠の時間帯は、夢を見やすい傾向があります。また、脳内で記憶や感情といった情報の整理整頓を行っています。 レム睡眠の役割 レム睡眠の役割には、記憶の定着や思考の整理などがあります。レム睡眠中に学習記憶に関わる脳の海馬が活発になることで、膨大な情報の統合や整理整頓が行われるのです。 1日に得た多くの情報や感情、できごとを記憶として整理し、インプットした学習内容を定着させるのがレム睡眠であり、睡眠の重要な働きを支えています。 レム睡眠は、運動や楽器演奏に関わる習得技術を体に記憶させるという役割も担っています。睡眠不足によってレム睡眠が短くなると、日中に習得した知識や運動技術を記憶として定着させることが難しくなります。 記憶力向上には、質の良い睡眠が必須といえるでしょう。 ノンレム睡眠とは ノンレム睡眠の「ノンレム」は「Non-REM(Non Rapid Eye Movent)」のことで、レム睡眠とは対照的に「急速眼球運動を伴わない睡眠」と呼ばれます。 大まかにはレム睡眠の真逆の特徴を持っていますが、睡眠時間によるステージがあるなどノンレム睡眠特有の性質もあるので、詳しく見ていきましょう。...

レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは?特徴や役割と判断する方法を解説

鈴木優花

睡眠は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、これらの睡眠サイクルによって疲労回復や記憶力の定着といったさまざまな効果が見込めるとされています。「睡眠が重要なことはわかっていても、それぞれどういった役割があるかまでは知らない」という方もいるのではないでしょうか。 本記事では、レム睡眠とノンレム睡眠の違いや役割について解説します。年齢と睡眠時間との関係など、良い睡眠を取るために役立つ情報も紹介しますので、睡眠の質を上げたい方や、最適な生活習慣を作りたい方はぜひ参考にしてください。 睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に表れる   睡眠中には、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に表れることがわかっています。ノンレム睡眠とレム睡眠を合わせて睡眠周期(ウルトラディアンリズム)といい、約6〜8時間の一般的な睡眠時間には、この睡眠周期が約4〜5回繰り返されます。 一般的にレム睡眠は浅い睡眠といわれますが、ノンレム睡眠とレム睡眠それぞれで異なる役割があり、質の良い睡眠のためにはどちらも重要です。睡眠による効果を得るためには、両者のバランスが取れた睡眠サイクルを維持できるよう意識する必要があります。 レム睡眠とノンレム睡眠の違いってなに?   ここからは、レム睡眠とノンレム睡眠それぞれの役割や違いについて解説します。レム睡眠とノンレム睡眠は、睡眠の深さだけでなく、関係する体内活動や性能にも違いがあります。 レム睡眠とノンレム睡眠の違いや役割について理解することで、バランス良くレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す睡眠が理想的とされる理由がわかるでしょう。 レム睡眠とは まずは、レム睡眠の特徴について見ていきましょう。レム睡眠の「レム」とは「REM(Rapid Eye Movement)」のことで、別名「急速眼球運動睡眠」とも呼ばれます。名前の通り、レム睡眠は目玉がきょろきょろと動く急速眼球運動を伴います。 脳は活動した状態である一方で、筋肉は緩んでいて体は動かない状態にあることが浅い睡眠と呼ばれる所以です。 レム睡眠の特徴 レム睡眠は、急速な眼球運動を伴い、起きているときに近い脳の活動状態が見られます。一方で、体の骨格筋における筋活動は低下しており、体はほとんど動きません。呼吸は浅く心拍数や呼吸数も増加し、不規則になる点も特徴です。 レム睡眠時には、まるで覚醒しているかのようにまぶたの下で眼球が動くことがあります。これは大脳皮質が不規則に活動している状態と考えられており、脳波でも覚醒時に似た波形が見られることがわかっています。 一見眠っているように見えて脳が覚醒しているレム睡眠の時間帯は、夢を見やすい傾向があります。また、脳内で記憶や感情といった情報の整理整頓を行っています。 レム睡眠の役割 レム睡眠の役割には、記憶の定着や思考の整理などがあります。レム睡眠中に学習記憶に関わる脳の海馬が活発になることで、膨大な情報の統合や整理整頓が行われるのです。 1日に得た多くの情報や感情、できごとを記憶として整理し、インプットした学習内容を定着させるのがレム睡眠であり、睡眠の重要な働きを支えています。 レム睡眠は、運動や楽器演奏に関わる習得技術を体に記憶させるという役割も担っています。睡眠不足によってレム睡眠が短くなると、日中に習得した知識や運動技術を記憶として定着させることが難しくなります。 記憶力向上には、質の良い睡眠が必須といえるでしょう。 ノンレム睡眠とは ノンレム睡眠の「ノンレム」は「Non-REM(Non Rapid Eye Movent)」のことで、レム睡眠とは対照的に「急速眼球運動を伴わない睡眠」と呼ばれます。 大まかにはレム睡眠の真逆の特徴を持っていますが、睡眠時間によるステージがあるなどノンレム睡眠特有の性質もあるので、詳しく見ていきましょう。...

寝てる時のよだれは口呼吸が理由|原因と対策を徹底解説

寝てる時のよだれは口呼吸が理由|原因と対策を徹底解説

鈴木優花

朝起きたらよだれを垂らしていたことはありませんか。多かれ少なかれ、誰でも経験があるのではないでしょうか。寝てる時によだれが出る主な原因は、口呼吸です。 そこでこの記事では、寝てる時に口呼吸になる原因や改善方法についてくわしく解説します。寝てる時のよだれを放置していると、口周りの筋肉がたるみ頬が下がってきます。寝てる時によだれが垂れてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 寝てる時に口呼吸になる原因 寝てる時に口呼吸になるのは、頬周りの筋力の低下や枕が合わないことが原因の可能性があります。また鼻詰まりや口呼吸が習慣になっていることが原因になる場合があります。一つでも思い当たる点がある方は、ぜひご覧ください。 頬の筋力が低下している 頬の筋肉の低下は、口呼吸の原因になってしまいます。特に、早食いを意識して食べものをほとんど噛まずに飲み込んでしまったり硬いものをあまり食べなかったりする方は、筋力が低下しやすくなるので注意が必要です。 また加齢や肥満で頬周りの筋肉が衰えてしまうことがあります。そしゃくが筋力アップにつながりますので、意識して噛む習慣づけをしたり、少し硬いものを食べたりするのが良いでしょう。 枕が合わない 枕が合わないことが原因で、寝てる時に口呼吸になることがあります。口や頬の周りの筋力に問題がなく普段から鼻呼吸しているのに、朝起きた時によだれが出ている場合、枕を変えることを検討してみましょう。枕を選ぶ時には、首に隙間がないかや寝やすい体勢が取れるかなどがポイントです。 枕が高いとあごを引く体勢になり気道を確保しにくくなるので、口呼吸になりやすいです。また枕が低いと、頭が上がり口呼吸になりやすくなります。枕が合わないと、呼吸になりやすいためご自身に合ったものを選ぶことが大切です。 もう少し、枕があっているのかどうかを判断するための基準、ないしは参考となるリンクを検討してください。横向きで気道確保を検証し、どうなっていれば低くしてみる、どうなっていれば高くしてみる、といった提案もほしいです。 鼻が詰まっている 鼻が詰まると、口呼吸になりやすいです。鼻が詰まる主な原因は、花粉症や風邪などアレルギー性によるものです。鼻炎によって粘膜が腫れ、鼻から空気を取り込めないようになり、口呼吸になってしまいます。 粘膜の腫れは、深夜から早朝にかけてひどくなりやすく、寝てる時に口呼吸になるケースが多いといわれています。 普段から口で呼吸している 普段から無意識に口呼吸していると、寝てる時によだれが垂れる原因になります。読書やスマートフォンなどに熱中して下を向いたままの状態が続くと、呼吸が浅くなり無意識に口呼吸になりやすくなります。 またコロナ禍以降、長時間マスクをすることが増えたため息苦しさから無意識に口呼吸が増えているのかもしれません。意識して鼻呼吸することが、よだれ対策には大切です。  寝てる時に口呼吸すると起こる事象 寝てる時に口呼吸するとどんな問題があるのか知りたい方は多いでしょう。ここでは、口臭が気になったり、いびきをかきやすくなったりするなど口呼吸の弊害について解説します。 口の臭いが悪化する 口周りの筋肉がたるむ 歯周病になりやすくなる いびきの回数が増える 風邪を引く回数が増える 寝てる時のよだれが気になる方は、参考にしてみてください。 口の臭いが悪化する  寝てる時に口呼吸すると、口臭が気になるようになります。口臭が悪化する原因は、口の中が乾燥し、抗菌作用がある唾液の分泌量が減ってしまうからです。 唾液の分泌量が減ると、口の中の洗浄作用が弱まり、食べ物やプラークが残りやすくなります。また口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなり口臭の原因となります。  口周りの筋肉がたるむ 口周りの筋肉がたるむ原因は、唇に力が入らなくなり、頬の筋力が低下してしまうからです。たるみは頬や口元だけではなく、顔全体の筋肉にも影響するので注意しましょう。...

寝てる時のよだれは口呼吸が理由|原因と対策を徹底解説

鈴木優花

朝起きたらよだれを垂らしていたことはありませんか。多かれ少なかれ、誰でも経験があるのではないでしょうか。寝てる時によだれが出る主な原因は、口呼吸です。 そこでこの記事では、寝てる時に口呼吸になる原因や改善方法についてくわしく解説します。寝てる時のよだれを放置していると、口周りの筋肉がたるみ頬が下がってきます。寝てる時によだれが垂れてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 寝てる時に口呼吸になる原因 寝てる時に口呼吸になるのは、頬周りの筋力の低下や枕が合わないことが原因の可能性があります。また鼻詰まりや口呼吸が習慣になっていることが原因になる場合があります。一つでも思い当たる点がある方は、ぜひご覧ください。 頬の筋力が低下している 頬の筋肉の低下は、口呼吸の原因になってしまいます。特に、早食いを意識して食べものをほとんど噛まずに飲み込んでしまったり硬いものをあまり食べなかったりする方は、筋力が低下しやすくなるので注意が必要です。 また加齢や肥満で頬周りの筋肉が衰えてしまうことがあります。そしゃくが筋力アップにつながりますので、意識して噛む習慣づけをしたり、少し硬いものを食べたりするのが良いでしょう。 枕が合わない 枕が合わないことが原因で、寝てる時に口呼吸になることがあります。口や頬の周りの筋力に問題がなく普段から鼻呼吸しているのに、朝起きた時によだれが出ている場合、枕を変えることを検討してみましょう。枕を選ぶ時には、首に隙間がないかや寝やすい体勢が取れるかなどがポイントです。 枕が高いとあごを引く体勢になり気道を確保しにくくなるので、口呼吸になりやすいです。また枕が低いと、頭が上がり口呼吸になりやすくなります。枕が合わないと、呼吸になりやすいためご自身に合ったものを選ぶことが大切です。 もう少し、枕があっているのかどうかを判断するための基準、ないしは参考となるリンクを検討してください。横向きで気道確保を検証し、どうなっていれば低くしてみる、どうなっていれば高くしてみる、といった提案もほしいです。 鼻が詰まっている 鼻が詰まると、口呼吸になりやすいです。鼻が詰まる主な原因は、花粉症や風邪などアレルギー性によるものです。鼻炎によって粘膜が腫れ、鼻から空気を取り込めないようになり、口呼吸になってしまいます。 粘膜の腫れは、深夜から早朝にかけてひどくなりやすく、寝てる時に口呼吸になるケースが多いといわれています。 普段から口で呼吸している 普段から無意識に口呼吸していると、寝てる時によだれが垂れる原因になります。読書やスマートフォンなどに熱中して下を向いたままの状態が続くと、呼吸が浅くなり無意識に口呼吸になりやすくなります。 またコロナ禍以降、長時間マスクをすることが増えたため息苦しさから無意識に口呼吸が増えているのかもしれません。意識して鼻呼吸することが、よだれ対策には大切です。  寝てる時に口呼吸すると起こる事象 寝てる時に口呼吸するとどんな問題があるのか知りたい方は多いでしょう。ここでは、口臭が気になったり、いびきをかきやすくなったりするなど口呼吸の弊害について解説します。 口の臭いが悪化する 口周りの筋肉がたるむ 歯周病になりやすくなる いびきの回数が増える 風邪を引く回数が増える 寝てる時のよだれが気になる方は、参考にしてみてください。 口の臭いが悪化する  寝てる時に口呼吸すると、口臭が気になるようになります。口臭が悪化する原因は、口の中が乾燥し、抗菌作用がある唾液の分泌量が減ってしまうからです。 唾液の分泌量が減ると、口の中の洗浄作用が弱まり、食べ物やプラークが残りやすくなります。また口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなり口臭の原因となります。  口周りの筋肉がたるむ 口周りの筋肉がたるむ原因は、唇に力が入らなくなり、頬の筋力が低下してしまうからです。たるみは頬や口元だけではなく、顔全体の筋肉にも影響するので注意しましょう。...